スプラウト 会計のはなし、日々のはなし

名古屋市千種区の税理士法人スプラウトの税理士/社労士/CFP®が綴る日々の様々なこと。

1月もおわり

2009-01-28 18:15:19 | Weblog
1月は
会計事務所にとって
大変忙しい月です。

何でそんなに忙しいかというと
お正月休みがあって稼働日数が少ないのに
1月が締め切りの提出物がたくさんあるためです。

・年末調整(1/10 or 1/20が期限)
 ・法定調書の作成(1月末が期限)
・給与支払報告書の提出(1月末が期限)
・償却資産税の申告(1月末が期限)

スプラウトでは
平成20年から
徐々に電子申告に切替をしていますが

税務署への申告は100%電子申告に切替をしました。

導入当初は
わからないことが多く
いろいろ苦労しましたが

レールの上に乗せてからは
スムーズに使えています。

今回の提出書類も
税務署へ提出する分は電子申告で行いましたが、

各市町村に提出する給与支払報告書は
電子申告に対応していない市町村が多いため
従来どおり郵便で送ることになりました。

電子申告にすると

・郵送しなくてよいので郵便代が減る。
・お客様の印鑑をもらう手間が省ける。
・書類を提出用に印刷しなくてもよくなる。

などとてもメリットは多いので
導入してよかったと思います。

税務署サイドも
電子申告の普及率をあげたいようで

近くの税務署の副署長の方が
わざわざ事務所まで来たりしていました。

できれば
ほとんどすべての市町村が
電子申告に対応してくれるといいのですが、

税収減で財政の厳しいところが多いので
時間がかかりそうですね。




マネジメントゲーム

2009-01-21 18:18:40 | Weblog
先日
マネジメントゲーム研修を
受けてきました。

人事屋が書いた経理の本
という本があるということを
以前、元受講生のUさんに
教えてもらい、
借りて読んでみると
とってもおもしろく
すぐにアマゾンで注文してしまいました。

今まで自分が勉強してきた
法律で定められた会計(これを制度会計といいます。)

とは違い

ビジネスの意思決定に
役立つ会計という観点のもので
戦略会計というそうです。

その本の中に
マネジメントゲーム」についても
出てくるので

いつか受けてみたいと思っていたのですが
ようやく実現しました。

朝9時半から始まり、終わったのは夜の9時

時間だけみると長いんですが
やっているとあっという間に時間がたってしまいます。


マネジメントゲームは

各人が会社の社長となって
当初の資本金を元手に
商売をしていくというゲームで

自分が社長なので
すべて自分で意思決定します。

みんなが同じ資本金で始めて
同じものを売るのですが

社長の意思決定次第で
結果がすごく変わってきます。

・限られたお金をどこに使うのか
・製品をいくらで売るのか
・材料はいくらでいくつ仕入れるのか
・生産ラインはどのくらいの規模にするか
・人は何人おくのか
・研究開発や広告宣伝はどうするのか

という
現実のビジネスでも
出てくることを
ゲームの中で考えていきます。

このゲームはさらに
各取引ごとのお金の出入りを
その都度資金繰り表に記録しておき
最後に自分で決算を組んで
PL、BSを作ります。

この決算も
独自のマトリックス会計表
というものを使って行います。

最初は
ほとんど勘で
値段をつけたり、仕入れをしたりしていましたが
成績を出してみると大赤字でした。

感覚では
ある程度利益がでているはずだったのに・・・。


「勘で経営しても利益はあがらない」

ということを実感させたところで

「では経営計画を立ててみましょう」

という
絶妙なカリキュラムになっていました。


「経営は逆算である。」
という考え方により

いくら利益を出したいのか?
固定費はいくらかかるのか?

から逆算して

粗利や売上はいくら必要なのかを導きます。


その売上を達成するには

・何個売ればいいのか
・いくらで売ればいいのか
・入札に勝つため具体的に何をすればいいのか

これを戦略として考えた上で
ゲームをするようにしてからは成績がよくなりました。

私の立てた戦略は
 ・研究開発を徹底的にすることで入札に勝ちやすくする。
  (これは同時に利益率もよくします。)

 ・自分の親のときは入札に勝ちやすく
  かつ高い利益率で販売できるため、自分の親のときに確実に売上を稼ぐ。

この戦略だと固定費は多くなりますが、
それを上回る利益がでるはず
と考えて実行しました。

その結果
2期まで赤字でしたが
3期は大幅な黒字となり

累積の赤字を消すまであと一歩のところまで行きました。

マネジメントゲームを何回もやると
きっと利益をあげるセンスが相当身につきますね。

是非また受けたいです。

そこにあるものを生かす

2009-01-14 18:42:32 | Weblog
先日テレビで
(再放送ですが)
カンブリア宮殿を見ました。

ゲストは
株式会社いろどり
代表取締役である
横石知二氏でした。

徳島県の上勝町の
農協の職員だった横石氏は

高齢化で
活気のない町をなんとかできないか

ということで
上勝町にたくさんある
「はっぱ」を売ることを思いつきます。

料亭などで
いろいろな「はっぱ」が料理の飾りになっていますが

横石氏は自腹で
いりいろな料亭に行き

どのような葉が
どんな形で使われるのかを調査し

素晴らしいビジネスモデルを作り出しました。

朝、上勝町の農協に
全国各地から
「はっぱ」の注文が入ります。

それをとりまとめて
農協が
農家に注文があったはっぱのリストをFAXします。

農家のおばあちゃんが
そのリストから
自分がとってこれる「はっぱ」
を農協に連絡したうえで
山にはっぱをとりに行きます。

とってきたはっぱは箱詰めして
農協に出荷します。

これで何と
1千万円以上稼ぐおばあちゃんもいるそうです。

さらにすごいのは
インターネットで
自分の売上は全体の何位なのか
を見ることができるシステムを
作っていて

80歳を過ぎたおばあちゃんが
パソコンで
自分の順位が全体の何位だったのか
を確認して
それを仕事のモチベーションにしています。

はっぱもおばあちゃんも

以前からそこにあったものです。

高齢化社会の理想の形ですね。

も出ているようです。




新年スタート

2009-01-07 17:11:23 | Weblog
あけましておめでとうございます。

去年は
ガソリン高や
急激な景気の後退など

いろいろ大変なことがありましたが

今年は
たくさんの人にとって
いい年になることを祈っています。

去年の最初に
個人的な目標を3つ立てました。
・5キロ減量
・社労士試験合格
・年間60冊の読書

残念ながら
いずれも
達成できませんでした。

・5キロ減量 → 途中までいい感じで減少しましたが、
夏からリバウンドして結局当初よりも増えたような・・・。

・社労士試験合格 → またもやあと1点足りず。(もう勘弁してほしい)

・年間60冊の読書 → 60冊は無理でしたが、
30冊くらいは読みました。(ビジネス書中心)

目に見える成果は
あまりあがりませんでしたが
目標に向けて頑張ることで
得たこともそれなりにあるのでよしとします。

今年こそ
なんとか目標をクリアするべく
頑張りたいと思います。

そういえば
今年は手帳を買いました。

クオバディスです。

今までは
携帯のスケジュール機能と
グーグルカレンダーと
机の上の卓上カレンダー
を使っていたのですが

人生でほとんど初めて
手帳を使っています。

今のところ
便利に使っていますが

最後まで使いきれるかどうか・・・。