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スジノコ食って教育戯言

2018年04月24日 | 教育ノート
 先週土曜日、地元紙社説は「県内の『ふるさと教育』は開始から25年を迎えた」と始め、「一層充実させたい」と締め括った。はっきり言わせてもらえば、毒にも薬にもならない文章で、批評精神なしだ。スローガンと現場への要求ばかり目立った25年ではなかったのか。検証もされずにいる。成果は何処にあったか。


 昨年もまったく同時期に「身土不二」のことを書いたが、気持ちは同じである。もちろん地元産の食物が他県、他地方に売れることは嬉しく、好ましいと考えてはいるが、まずはその価値ある美味しさを地元の私たち、特に子どもたちにしっかり味わわせたい。家庭の食生活にその要素を入れるアピールがもっと大切だ。


(これは、今年の初スジノコ汁でした)

 「NHKクローズアップ現代+」で、道徳の教科化が取り上げられていた。現場の迷いや問題点、打開のための試み、様々な観点があった。それにしてもヘエーと思ったのは、前半の授業場面で取り上げられた教材資料が「お母さんの請求書」と「星野君の二塁打」。いまだに大定番だ。時代は動いていないみたいだ。


 今読んでいる本に、人間の一つの特徴に「インプットに対して、予想外のアウトプットがでる」と書かれてあり、教育に関する事例が典型的とされている。昔「道徳の学校指定を受けると、子どもが荒れる」と囁かれたことを思い出した。そう考えると、国が進めようとしているアレコレも全部逆に出そうなんだよね。

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