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凡児の凡事徹底

2014年04月28日 | 雑記帳
 【凡事徹底】(ぼんじてってい)

 なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことを極めて他人の追随を許さないことなどを意味する四字熟語。(実用日本語表現辞典)



 前半の意味で使いますか。
 「または」以降の意味で使いますか。

 後半を求めたいなどと思ったら、前半はできないだろうな、と考える。
 そして、その言葉が身についている人は、後半の意味を持つ存在なのだろうな、とも。

 この言葉の象徴的存在であるようなかのイエローハット創業者鍵山秀三郎氏が、掃除を続けることを人に揶揄されながら、それでもなお続けたエピソードは知っている人も多いだろう。

 氏の次のような言葉がある。

 「ざるで水をすくっても、必ず二滴か三滴はたまる。それを繰り返しているうちに、バケツにいっぱいになり、たらいにいっぱいになる」

 自分の毎日の仕事を「ざるで水をすくう」と思うのはつらいことだ。
 また、そう決めつけても良くない。
 自分にその単調な作業を繰り返すだけの根気がないことを知りつつ、どうにか水を貯めていきたいと…私が考えそうなことは

 速く水をすくってみよう

 ざるの目を細かくしてみよう

 複数のざるを組み合わせてみよう



 浅知恵か。

 「凡児」徹底だ。

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