このビジネス誌を買い求めたときに、書店の主人が「今、このピケティの解説書を読んでいるんですけどね…」と話しかけてきた。さすが地元議会きってのインテリである。私はと言えば、『21世紀の資本』という書物がブームになっているらしい程度しか知らず、ああそうですかと曖昧な笑顔で返すしかなかった。
経済に強い関心があるわけではないので、件の本は読むことは全くないだろう。しかし流行りもの好きで、名前ぐらいは雑談で使えるようにしたいという不純な?動機で手にとった雑誌だ。それにしてもこのパリに住む経済学者は、提示した現実は厳しい。「豊かさは、働くかどうかよりも、資産を持っているかどうかで決まる」
その事実に多くの人は気づいているし、格差拡大が言われてから久しい。不平等の拡大がいいと思う人は少ないはずだが、この国の舵取りはどうやら仕方ないと考えているふしがある。そんな中でどう動くか。ピケティ理論の骨子は、いつの時代にあっても、r(資産の収益率)がg(所得の伸び)を上回るということだ。
その考えを派生させ、r型人間→仕事の仕組みをつくる、g型人間→仕事に追われると型分けされてもぴんとこない。この雑誌にありがちな行動指針的な記事と言えよう。スタートの資産に違いがあることが、もはや決定的という気もする。「働く」ことで資本を増やすとは正論であるが、ある意味矛盾があるではないか。
結局、こうした考えを個人の立場で読んでみても、何も得るものがないことに気づく。私のように地方に暮らす者はきっと、自分が住んだり属している地域、集団を考えてその資産に目をつけるべきではないか。よさを生かす発想はありがちだが、そのよさを回して膨らますことが「豊かさ」に結びつくのではないか。
経済に強い関心があるわけではないので、件の本は読むことは全くないだろう。しかし流行りもの好きで、名前ぐらいは雑談で使えるようにしたいという不純な?動機で手にとった雑誌だ。それにしてもこのパリに住む経済学者は、提示した現実は厳しい。「豊かさは、働くかどうかよりも、資産を持っているかどうかで決まる」
その事実に多くの人は気づいているし、格差拡大が言われてから久しい。不平等の拡大がいいと思う人は少ないはずだが、この国の舵取りはどうやら仕方ないと考えているふしがある。そんな中でどう動くか。ピケティ理論の骨子は、いつの時代にあっても、r(資産の収益率)がg(所得の伸び)を上回るということだ。
その考えを派生させ、r型人間→仕事の仕組みをつくる、g型人間→仕事に追われると型分けされてもぴんとこない。この雑誌にありがちな行動指針的な記事と言えよう。スタートの資産に違いがあることが、もはや決定的という気もする。「働く」ことで資本を増やすとは正論であるが、ある意味矛盾があるではないか。
結局、こうした考えを個人の立場で読んでみても、何も得るものがないことに気づく。私のように地方に暮らす者はきっと、自分が住んだり属している地域、集団を考えてその資産に目をつけるべきではないか。よさを生かす発想はありがちだが、そのよさを回して膨らますことが「豊かさ」に結びつくのではないか。
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