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南独旅窓③~御手洗の障壁

2017年06月26日 | 雑記帳
 30人を超えた団体、まして年配者が多いとなると、ツアー添乗員が一番口にするのは「お手洗い」のことだろう。事あるたびに毎回見学地でのトイレの場所についての情報を流し、次地までの乗車時間の目安を繰り返す。参加者は「念のため」と思って行動する。それにしてもこの点日本ほど整備された国はないだろう。


(某施設の男性用トイレ)

 空港に着いて入ったトイレでは、日本で見かける小便器とは違っていた。へええトコロ変われば…という感じだった。さらに、我が国では小用でも個別便器が完備されてから久しいが、それさえない箇所がまだあった。それも世界遺産にある施設。このあたりは合理主義なのか、自然回帰(笑)なのか。昔の学校を思い出す。



(観光地駐車場の、立派な有料トイレ)

 便器の違いはともかく、なんといっても有料トイレが多いのは不便だ。50セントが多く、使用コインが限定される箇所もあった。サービスエリアではクーポンで返ってきて商品購入に充てる形だった。そして、やはり温水便座は一回として見かけなかった。慣れてしまった自分はまるで不幸を抱えたように思えてくる。



 三日目のビアレストランで帰りがけに入ったトイレには驚いた。すぐに座席に置いたカメラを取りに帰り、再び行ってパチリである。これは洒落が効いているなあ。こういう遊び心はいいなあと思う。すぐにモニターを見せると周囲にも大ウケ。連れが「じゃあ、女子トイレは?」と向かうが、これは普通らしかった。


(デカいドイツ美女に覗き込まれる便器)

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