すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

煌きは遠くから近くから

2018年06月24日 | 雑記帳
 昨夜、高校の同期会が催された。実行委員の一人でありながら、やや腰がひけている気持ちを「暗黒時代を紐解けば」と半月ほど前に綴ってある。

 その壱
 
 その弐

 しかしながら、結びを次のように締めくくった。

 「暗黒の中にあった煌きは、案外多いのかもしれない。今『業』を働かせよ

 さて、どうであったか。

 何しろ45年ぶりである。この同期会は10年ごとに開かれ3回目というが、初めての参加。ただ教員仲間や中学同期もいるので、それほどの緊張感があるわけではない。事前に名簿をもらって眺めると、すぐに顔が思い浮かぶ者、名前すら憶えていない者様々だった。8学級360名だとそういうものかと改めて思った。


 しかし、聞き覚えのある名前と、齢はとってもどこか見覚えのある顔を突き合わせると、とたんに面影が浮かぶ瞬間が何度もあった。そしてそのイメージは制服姿が多い。これはほとんど交流のない人にも当てはまった。卒業アルバムの所在さえはっきりしない自分なので、写真からではないだろう。脳裏に在るのだ。


 逢いたいと思っていた人がいた。司会者の役得か、こちらから探す前に近寄ってきてくれた。高校1年の時に初めて寝床を共にした女性!である…実は、色気のある話ではなく、部活動合宿で疲れ果て一緒の毛布に包まり眠りこけたということなのだが。目標にかける一途な思いを持っていた青春もあったのだなあ。


彼女、その件忘れてました(笑)  我が恩師、いまだに闘士!でした

 45年が遠ざけた距離は大きい。音楽を共にしていた友は今も現役と笑う。病気で写真の道を諦めた者は「古事記」研究の人物に入れ込んでいた。他県で地道に教職を続ける者もいた…。しかし話す中でふと気づく。我が「暗黒時代の煌き」は人であり、それは今遠くにあっても煌きを放つ。目を凝らせば元気づけられる。

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