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プル的な広報を目指して➀

2016年03月28日 | 教育ノート
 学校広報研究会の「広報活動をプッシュからプルへ」という主張には感銘をうけた。もちろんまだまだその域に達していない現状が周辺にある。結構、時は経ったのにあまり進展していないと思うのは、私だけではないだろう。その原因は何か。考えるところはあるが、ここではひとまず自分の振り返りをしてみよう。


 ホームページを立ち上げたのは、教頭になって4,5年目だった。モノズキの血が騒いだとも言えるが、当時は推進が声高に叫ばれ、他でも取り組んだところが少なくない。個人のホームページビルダーを学校に持ちこみ作成した記憶がある。冬季住民運動会の校長代理挨拶で、地域に呼びかけたことも忘れられない。


 その後の教頭2校では、ネット関係は手をつけなかった。今振り返ると、多くの学校でホームページは存在したが、マンパワーがなく結局萎みだしたのがこの頃ではないか。反面、自分個人としてホームページ更新や、流行り出したブログに手を出し始め、やや手慣れた感覚を持ったことが、次につながっていった。


 新任校長で赴任した学校にホームページがあった。時間的余裕も感じたので何度か更新してみたが、正直ぱっとしなかった。翌年、校長会組織の広報委員会所属となり少し調べてみたら、地域全体で2,3の学校を除き、本当にぱっとしない更新率であることが判明した。自分から打開に動くかという意欲が湧いた。


 「ホームページは校長自ら取り組むのがいい」という先行実践者の声に励まされ、またブログ波及の流れもあり、2年目より学校ブログをスタートさせる。子どもの姿を即時にカラーで伝えられるのは楽しみだった。小規模ゆえ、訪問者は多くなかったが、懇談等すると見てくれる方は確実に「応援団」だなと感じた。


 次に赴任した学校でも下準備をしながらブログ更新を続けた。しかし問題が発生する。それ以前から写真公開のリスクについては議論があった。個別の心配な声についても丁寧に対応したつもりだ。しかし結果、納得できない某人から抗議が持ちこまれ、上からの指導に従ってブログは閉じることに。残念がる声もあった。


 ここで挫けてはいけないと、ホームページ刷新をし「今日の1枚」という形で実質の連日更新をしたが、それについては何の苦情もなかった。いかにイメージで物事が語られるか…いい経験をした。そこでは作品サイトもつくり、結構充実したページづくりをした。残念なのは転任した後に一度も更新されないことだ。(続く)


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