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煌言11~学力と人格という意識

2016年01月15日 | 読書
☆教師はけっして「学力と人格」を論じるべきではありません。私たちが論ずるべきは、「学力の形成と人格の形成の関係」であり、「学齢期には学力形成が人格形成を牽引する」というテーゼです。
 久保 齋『一斉授業の復権』(子どもの未来社)


 教師が「つくっている」のは、子どもの学力と人格である。
 このストレートな表現に正対しようとするときには、いくつかの条件や原則について考えを巡らさなければならない。
 目前のこととして見れば学力→人格ということ。そして長期的には人格→学力も大きいということ。何より切り離して考えられないこと。

 どのような学力を、どんなふうに形づくっていくかという指導者の意図的な営みのなかに、感化、陶冶される要素があり、その点について意識を離さないことが求められる。