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「しあわせのへや」にする思考

2010年04月10日 | 雑記帳
 新年度、まだ手をつけられないでいることの一つに空き教室の活用がある。

 もっとも、三学期すでにその問題について提示していたので、いくつかのプランは出てきている。あとは具体的な動きを待つだけである。

 グループで協議したときに出た話題として、学級にいる気にかかる子どものクールダウンの部屋として残したい(実際、そういうように使っていた)という声が出たそうである。
 なるほどと思いながらも、ちょっと違和感を持った。

 北海道の石川晋さんのブログを見ていて、そのことを思い出した。
 「しあわせのへや

 とくに「一人きりになりたい人のためのイス」が秀逸。中学生だったらこれはウケルだろうな、と思う。
 小学生にそのまま使えるかどうかは検討を要するが、いずれそうした空間、スペースの必要性は今欠かせないのだと思う。

 ただ、基本的に教室空間はみんなが集う場所であり、特定の子どもが使うためだけにあるものではない。
 そうした基本線を崩さず、活用の手を考えるべきだ。
 そして、その中に特定の子や特定の場合に使えるスペースがあってもいい。いや、そうあるべきということではないか。

 原則は何か、問題は何か、折り合わせるためにどんな工夫が必要か…いくつかのことをもっと細かく思考してみようと思わされた。