【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

どうゴルフクラブを使うか、によって易しさは異なります

2018年08月25日 21時51分59秒 | ゴルフ
一般的に やさしいゴルフクラブ と呼ばれるものは
✪ドライバーであれば
  ✪深い重心
  ✪大きな慣性モーメント
 と言うところだと思う。



ある意味、これらはヘッドが大きくなること…
重量の中心点と重量が離れていることを示しています

まずは、深い重心 から。。。

重心が深い
ヘッドの重量の中心点が
打撃面であるフェース面よりも
奥深くに位置しているということの基本発想は、
動的なスイングの中で
クラブは、重量の中心点がシャフト軸と
一直線になる働らき による。
これによって 深い重心のクラブは
ヘッドが前に出ようとする働きにあり
ロフトが増え、簡単にあげられるようになる。
と同時に その働きによって
ティーアップして使うドライバーショットの
ヘッド軌道がナチュラルに、無意識に
ややアッパー軌道になるので
打ち出しは高く、スピンは少ない と言うのが実現できる。

ここまでわかりますか?

カタログやCMなどの うたい文句では
最後の部分
「打ち出しは高く、スピンは少ない」
ここだけを抜き取って 使うのですが
実は一番重要なのは
「シャフトの延長線上にヘッドの重量中心点が来る」
ということで、この条件を満たしていない限り
「高打ち出し、低スピン」は生まれません。

要するに フェースローテーションをして
ボールを打つ人にとっては
重心の深いドライバーヘッドは
百害あって一利なし とも言える訳で、
ゴルフクラブ、特にウッドヘッドは構造上
重心が深くなる ということは
同時に 重心距離(シャフトから重心点までの距離)
も長くなってしまいます。

シャフトを軸に、ヘッドを回転させよう
とする人にとっては、深い重心=長い重心距離 の
クラブヘッドは非常に扱い辛く
言ってみれば、狭い敷地の中で行う
ジムカーナとか、峠道を
ホイルベースの長いキャデラックに行うような
ことになってしまうのです。

まあ、 故に最近のドライバーや特にアイアンは
重心距離の短い実質小ぶりなものばかりになってきてます。
ある意味、ゴルファー全体のクラブ扱いを
物語っているとも言えます。


そして 慣性モーメント です。

慣性モーメントはまるでマジックのように
数値が高ければ曲がらない、優しいと考えられていますが
実際にはその数値はほとんどのゴルファーの役には
たっていません。

慣性モーメントとは
ヘッドの重心点を軸に
いかにヘッドが回転「し難い」かと数値化したものです。
故に、重心深度の話を同じで
ヘッドを回転させて使おうとしている人によって
それを妨げるもの そのもの ですから
その数値が大きいものほど扱い辛くなってしまいます。


また 大きな慣性モーメントはその姿勢を持続する
その運動を継続する と言う意味も含まれていますから
ヘッドローテーションをする
腕で小回りなターンをする というのには
元来 適していないとも言えるのです。

パーシモンからメタルヘッドに移って
慣性モーメントは 1000台からスタートしています。
現代のドライバーは 昨今低くなったとはいえ
4000代後半~5000
テイラーメイドの初期メタルや
ブリヂストンのJ’sなどから比べると
3倍以上もヘッドのモーメントが高くなったのです。

にもかかわらず、現代のゴルフスイング潮流は
その時代のものに回帰してしまっているのですから
ゴルフクラブとスイングのかい離はどんどん進んでしまい
運動性能や練習量の豊富な人のみが
進めていける クラブとスイングの関係になってしまっています。
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芯の食う…の意味は?◆ゴルフショット

2018年08月25日 03時52分20秒 | ゴルフ


芯を食う とか、 スイートスポットにあてる
と言うイメージがありますが、
どこかに当てる と言うイメージはあまり正しくありません。

(あくまでもイメージですが…)
金槌を使うことを考えてください。
これから釘を打ちます。




重要なことは金槌の打面のセンターで
釘の頭を打つことではないはずです。

金槌の頭の形状は釘を打ちぬく方向性のイメージを
喚起させるはずです。

金槌の頭の部分の方向性 釘を打ち抜く方向と 
頭の動かす方向を一致させることが重要なのです。

幾ら打面のセンターで釘を打っても
釘の刺さる方向と一致しなければ釘は曲がってしまうだけで
進んではくれないはずです。

ゴルフのインパクトもこれとかなり等しく 
クラブヘッドの動く軌跡にボールとヘッドの重心が
それぞれ一致するイメージが大切です。

インパクト時のクラブヘッドの重心位置とボールの芯を
結んだ線がクラブヘッドを動かしている軌跡と一致する
イメージが必要なのです。

ただしゴルフのインパクトは金槌の
それよりもいっそう三次元ですから縦横にその一致が望まれているのです。

 ただし完全に一致していなくてもおよその一致があれば
フェース面のだいたい良い部分であたれば当たる場所の
厳密さは必要ありません。


現代のクラブは慣性モーメントが高く
ミスへの寛容性も非常に高くなっています。
パーシモン素材のヘッドや初期のメタル
(石器時代に等しい…でしょうか)
現代の慣性モーメントの数値は3~4倍にもなっています。

実際にアイアンであっても、ドライバーであっても
スイートスポットと呼ばれる「重量の中心点」は
ヘッド素材の中にあり ボールと直接触れることはありません。
(ロフトにもよりますが)
その重心点(重量の中心点)は
クラブの次に動く方向・位置に左右する作用が多く
打撃時そのもののボールへの効果はさほどではありません。
移動…連続する位置変化に対し
大きく左右するのが「重心点」で
瞬間である 打撃そのものの影響は多くないのです。

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