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ブログ版 シュプリッターエコー

取り戻そう、日本人の誇り

2008-01-13 21:39:24 | セイジ
 日本の政府が作る法律ってのは、ややこしい名前をつけますね。
 わざとぼくら市民にはわかりにくいものにして、文句をつけにくくしようっていう下心があるんでしょう、きっと。
 新テロ対策特別措置法だって、字ヅラだけでは何のことかわかりませんよ。
 「主としてアメリカ軍の軍艦に日本の自衛艦が無料で石油を供給する法律」というふうに、ちゃんとわかりいい名前をつけるのも、政府の責任なはずでしょう。

 その石油無料供給法をゴリ押しで通してしまって、自民党の首脳は上キゲンですけど、そんなんでいいんでしょうか。
 そんなところに僕らの税金を湯水のようにつぎ込んで、なんであんなにうれしいのか、と首をかしげてしまいます。
 アメリカ軍に石油をあげても当然だ、って、アナタ、そんな確信が持てました? あんなシンのない、貧弱な国会論戦で。

 政府の言ったことはといえば、結局のところ、これをしなければ外国の評価や尊敬が得られないということでしょう?
 周囲の目があるから日本も現地に自衛艦を送るんですという言いわけは、世間の目があるからちゃんとしていなければいけませんよ、という昔の親の言い方そのままですね。
 自分はこう考えるからこうするんです、というそのかんじんのハシラのところがないんです。
 自分には考えなんかないけれど、周りがそうしろと言うからそうすると、まるっきりアナタまかせの論法です。
 とりわけブッシュ様がそうしろとおっしゃるものですから、ハイ。
 日本人としての誇りはどこにあるんです?

 うわさによりますと、アメリカ軍にタダで供給しているその石油も、実はアメリカの石油会社から日本が高い金で買っているものだというじゃありませんか。
 莫大な税金を使ってアメリカの企業をもうけさせて、それをわざわざタダにしてまたアメリカの軍隊に供給する。
 そりゃあ、アメリカはやってくれってせっつきますよ。
 ウラでホクホク顔でしょう。
 20世紀に移ってからというもの、戦争というのはアメリカの大きな商売の一つですから。(守屋さんは日本人でそのオコボレにあずかった一人ですね)

 政府は軍事上の秘密だからといって、正確なことをあかしませんが、もしそれが本当なら、ぼくたち日本人は国際的な尊敬を受けるどころか、国際的な笑いものですよ。
 
 ブッシュの番犬になった政府は、ぼくらの民族的誇りさえキバにかけるのかもしれません。

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