ダンス・カンパニーのスタジオKが創作舞台「The Scoop」(ザ・スクープ)を芦屋のルナ・ホールで発表しました。
一組のニュース・カメラマンと報道記者の活躍を軸に置いて、現代社会の光を影を追っていくという設定です。今日のビビッドな問題に目を据えてその表と裏を、あるいはシリアスに、あるいはコミカルに踊っていくのが、カンパニーを率いるケイコ・フジイさんの一貫した舞踊哲学です。
ステージの上で繰り広げられる多彩なダンスと、ホリゾントの大スクリーンに映し出されるさまざまな映像との組み合わせで、世界の子供たちの無垢な姿が、戦争で破壊される街と命が、そしてある一個の人生の栄光と孤独が浮き彫りにされていくという筋立てでした。
喜びの場面はジャズダンスやモダンダンスで、戦いの場面はヒップホップで、孤独の場面はタンゴ、そして夢の場面はクラシックバレエでと、ダンスのレパートリーが広いのもこのカンパニーの特徴です。
一方の主人公のカメラマンが単純に正義の英雄ではなくて、ちょっと欲に目がくらんでスクープの写真をネタに独裁者から大金をゆすったりするというのは、まさしくケイコ・イロニーの真骨頂。視線の鋭いステージでした。
振付はケイコ・フジイのほかに、高松里佳、下林恵美子、大矢登史佳、竹村範子。
スタジオKはhttp:/homepage3.nifty.com/studiok/
一組のニュース・カメラマンと報道記者の活躍を軸に置いて、現代社会の光を影を追っていくという設定です。今日のビビッドな問題に目を据えてその表と裏を、あるいはシリアスに、あるいはコミカルに踊っていくのが、カンパニーを率いるケイコ・フジイさんの一貫した舞踊哲学です。
ステージの上で繰り広げられる多彩なダンスと、ホリゾントの大スクリーンに映し出されるさまざまな映像との組み合わせで、世界の子供たちの無垢な姿が、戦争で破壊される街と命が、そしてある一個の人生の栄光と孤独が浮き彫りにされていくという筋立てでした。
喜びの場面はジャズダンスやモダンダンスで、戦いの場面はヒップホップで、孤独の場面はタンゴ、そして夢の場面はクラシックバレエでと、ダンスのレパートリーが広いのもこのカンパニーの特徴です。
一方の主人公のカメラマンが単純に正義の英雄ではなくて、ちょっと欲に目がくらんでスクープの写真をネタに独裁者から大金をゆすったりするというのは、まさしくケイコ・イロニーの真骨頂。視線の鋭いステージでした。
振付はケイコ・フジイのほかに、高松里佳、下林恵美子、大矢登史佳、竹村範子。
スタジオKはhttp:/homepage3.nifty.com/studiok/