出来事

俺は横浜の根岸あたりの住宅街を歩いていた。
何かの歩くイベントのようで、俺以外にもたくさんの人が列を成して歩いていた。

そこは人工的な崖の下の道で、上のほうには家が並んでいる。

ふと空を見ると、隕石のようなものが落下してくるのが見えた。
その夢では、白い尾を引いていてまるでハレー彗星のようだった。
違うのはそれが宇宙空間じゃなくて、ほんの数キロ先の上空だったことだ。

「近いぞ・・・」

その隕石のようなものは、２、３ｋｍ先の高層マンションが並ぶ地域に落ちたようだ。
すぐ後にものすごい爆発音と落下地点あたりから煙が挙がるのが見えた。
となると、次は衝撃波が来る！
落下地点からこちらに向かって何か影のようなものが近づいているのが見えた。
ヤバイ！上には家がたくさんある。割れたガラスが落ちてくるぞ！

「みんな、しゃがんで壁に身体を寄せろ！」
俺は叫んだ。
近くにいた人たちはみな同じように防御体制をとった。

直後、今まで感じたことのないような衝撃と振動が襲ってきた。
予想通り、上からは割れたガラスがたくさん落ちてきた。

幸い、近くの人たちはみんな無事のようだ。
衝撃波が去って、落ちてくるものがなくなってからみんなは動き出した。

俺も、帰らなくちゃ。

俺は電車で来ていたのでとりあえず近くの駅を目指した。
「電車、動いてるのかなぁ」

駅が近づいてくると新幹線やら在来線やらが動いているのが見えた。
よかった。帰れそうだ。

駅そばの商店街のようなところを歩いていると突然どこかのカラオケボックスのようなところに入った。
一緒に「Ｖ６」のメンバーもいた。

「いやぁ、すごかったねぇ。」
「でも、思ったよりひどくなくてよかったよ。」

そんな会話をしていたとき、Ｖ６のメンバーが俺を見た。
俺は空気を察して
「俺がここにいるのはおかしいよね。」
といってその場を離れた。

店を出ようと、会計をしているところで目が覚めた。

リアルな夢だった。

今日、何かあるんじゃないか？
もしホントに隕石が落ちたら仕事どころじゃないだろうなぁ。