今日、愛車加奈子号とお別れした。
最後に一緒に記念撮影。
なんか、ショックでおじいちゃんみたいなカッコになってしまってる。
だって20年付き合ったんだから。
ホントに彼女のような、娘のような、友達のようなそんな存在だったのに。
積載車に積まれてる姿を最後に見たときはホントに悲しかった。
子供の頃、田舎で飼育していた豚たちが売られてトラックに載せられて行くのを泣きながら追いかけ見送ったことを思い出す。
加奈子はどう感じたろう。
最後まで乗り潰す、と言っていたのにこんなにあっさり人手に渡してしまうなんてひどい男だと思ったろう。
ゴメンな、加奈子・・・・
昨日は最後に洗車とワックスがけをした。
普段の手入れが悪かったのでピカピカにしてあげることはできなかったけど。
思い出はたくさん過ぎて語りきれない。
これからジワジワと、加奈子のいなくなった現実を思い知るんだろうなぁ。
加奈子を止めていた場所に加奈子がいないことや、街で加奈子と同じ車を見かけるたびに。
それで、だ。
代わりに俺のところに来たのが
パジェ郎(あるいはパジェ美)こと三菱パジェロミニ。
ボディの色は俺の希望で塗ってもらった。
ビミョーに違うんだけど。
これからは新しいこいつでガンガン走るぞ!
って車検切れてるけど。
最後に鍵束から加奈子のキーを外したとき、結婚指輪を薬指から外した時みたいだった・・・
って、結婚したことないんですけどぉ!
ビール飲んでも全然酔えないや。