アイダホでレアな虹が観察される

先月、アイダホ州のワシントンとの州境で大変珍しい“レアな虹”が観察されました。
この空一面を覆っている“虹”は実は通常の虹とは全く違う現象です。

通常の虹は、雨上がりなどに大気中の水分に日光が当たることで、屈折や反射が起こり虹になります。

今回の虹は「環水平アーク」と呼ばれている自然現象です。
アークが起こるためには上空に6角形の氷の結晶が存在しなければなりません。
この結晶がそろって同じ方向を向くと太陽光を反射してアークができます。
さらに、高い角度での太陽光照射が発生原因の一つとなっており、非常に珍しい現象です。

今回はおよそ一時間にわたって環水平アークが観察されたようです。
日本でもたまに見られるようなので一度くらいは生で見てみたいですね。