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あの名作の雑学 ~風の谷のナウシカ編~

2005-11-24 | よしなしごと
スタジオジブリの宮崎駿監督 最新作「ハウルの動く城」がDVDで発売されました。
(ちょっと遅れたか?)
僕はこの作品が大好きなのです。
一回ではわかりにくいストーリーですが、幻想的な物語が好きな人にはぜひともお勧めします。

宮崎駿さんといえば数々の大作アニメを生み出してきた巨匠です。
あんまり宮崎アニメが嫌いって人もいないと思います。

ところで、どんな作品にも裏話や雑学というのが存在します。
ネットの世界を徘徊して集めた宮崎アニメの雑学を少しだけご紹介します。
とはいっても真偽を確かめたわけではないので噂話程度の認識でお願いします(^^;


風の谷のナウシカ編

・主人公の「ナウシカ」ですが、名前の由来はギリシャ神話に出てくるパイエケスの王女「ナウシカア」です。
ナウシカアは英雄を助け、その妻になることを望みますが英雄が帰郷したいということを知ると身を引きます。
別れのときに「さようなら、よそのお方・・・ 国に帰っても私のことを忘れないでください。あなたを助けた私のことを・・・」とつぶやきます。
なんと慎み深い!
ギリシャ神話では強い女性が多いですが、ナウシカアは優しく、美しい女性でした。
風の谷の王女 ナウシカとはちょっと性格が違いますね(^^;

・ナウシカの名前の由来は上記のとおりですが、ナウシカのモデルは別の女性です。
それは、堤中納言物語(つつみちゅうなごんものがたり)という平安時代の短編集に出てくる「虫愛づる姫君(むしめづるひめぎみ)」です。

この姫は、世の女性が化粧や花など綺麗なものに心惹かれるているときに、虫を可愛がっていたという 気持ち悪い 変わり者の姫様です。
また、姫様は『物事の表面にだけ捕らわれないで本質を見ないといけない』というなんとも立派な考え方をしていたようです。
どうやら毛虫が蝶に変わる(毛虫だから蛾だと思うけど・・・)過程に興味津々だったご様子です。
これはナウシカが、危険とされていた腐海の植物を育てていたというところに生かされていますね。
また、じいさんたちの手を「美しい」と言ったあたりも物事の本質を知ろうとした虫愛づる姫君から来ているのでしょうか?

・オーストラリアには「風の谷」と呼ばれている場所があります。
先住民に崇められているこの場所は雄大な自然と巨大な岩山があり、岩の間を風が通り抜ける音が響くとても素敵な場所です。
映画に出てくる風の谷のモデルとなったという話も聞きますが、ジブリは否定してます。

・劇中で音楽を担当している久石譲さんですが、制作当初は映画のイメージ的な音楽(劇中では使われず、宣伝などに利用する)担当でした。
しかし、久石さんの音楽に心打たれた宮崎・高畑両氏がスポンサーを説得し、映画本編にも久石さんのあのメロディーが使用されました。
もし、予定通り別の音楽家を本編に起用していたら「ジブリの音楽=久石譲」という等式はなかったかもしれませんね。

・その久石譲さんが手がけた中に「ナウシカレクイエム」があります。
「ラン ランララ・・・・」
と印象的なメロディーですが、歌っているのは久石さんの愛娘(当時4歳)です。

なんでも、「ナウシカレクイエムのメロディーにこんな歌をつけたい」とサンプルで実の娘に歌わせたところ、宮崎駿さんが偉く気に入って即採用されたようです。

・「風の谷のナウシカ」は正確に言うと、スタジオジブリ作品ではありません。
ナウシカを作ったのは「トップクラフト」という会社でしたが、ナウシカの大ヒットにより「スタジオジブリ」と名前を改めています。

・風の谷のナウシカは、かつて「忘れじのナウシカ・ゲーム」という名前でゲーム化されました。
しかし、ゲームの内容が、銃を持ったナウシカが腐海の蟲たちを次々と撃ち殺すという 爆笑 非道で的外れな物だったため宮崎・高畑両氏が激怒しました。(あたりまえだ・・・)
そのせいで、現在では宮崎アニメのゲームはまったく出ません・・・(^^;


探してみるといっぱいあるものですね
本当はいろいろな作品のを載せようと思ったのですがあまりの量になったためやめました。
要望があれば別の作品の裏話も紹介したいと思います。

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1 コメント

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Unknown (Nausicaa Mania)
2012-05-12 01:47:24
勝手に補足させて頂いてもよろしいでしょうか(笑)?


1つ目の雑学についてですが、ナウシカアとナウシカは結構似ていますよ♪
ナウシカアは、神話を元にホメーロスが書いた古代ギリシアの長編物語『オデュッセイア』に登場する王女です。
そしてそのナウシカアが助けた英雄こそが、その物語の主人公、オデュッセウスです。
ある日、ナウシカアが彼女に仕える女性達とボール遊びをしていた時にオデュッセウスが茂みから現れます。全裸で(笑)
他の女性が驚いて逃げる中、ナウシカアは動じず彼を助けます。
その他にも、『オデュッセイア』の中で彼女は、頭が良く勇気があって美しい、とても魅力的な少女として描かれている様です。

ほぼ、井辻朱美さん監修の『お姫様大全』からの引用ですが(笑)

虫愛づる姫君もとても魅力的な少女だったようで、高貴な身分の殿方がわざわざ出向いて歌を送ったとか。

両方とも全部読んでみたいですね~(*^^*)


あと、ナウシカレクイエムを歌った、小さかった久石さんの娘さんも、今は〝麻衣〟としてメジャーデビューされてますよね♪
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