エチオピアの幻獣カトブレパス。その名は、地面すれすれに垂らした頭から“俯くもの”を意味しています。 . . . 本文を読む
昨日の敵は今日の友
昔の人はよく言ったものですねぇ。
シュメール文明のドラゴン“ムシュフシュ”は、神に仇なす存在として生まれ、
後に神の乗り物となった怪物です。
シュメール文明とは、メソポタミア文明の初期に栄えたシュメール人の文明であり、現在でいうところの中東あたりが勢力圏でした。
チグリス川とユーフラテス川に挟まれたこの文明は、川による恩恵と災害を受けていました。
川とはもっとも恐ろしく偉大 . . . 本文を読む
ヨーロッパの漁師の間では昔から言い伝えられていた怪物がいます。
それがこの
「海の司教」
です。
私の拙い絵ではガチャピンとムックの合いの子みたいになってしまいました(笑)
とりあえず「ムクピン」って名づけました。
さて、このムクピン・・・もとい海の司教は13世紀から16世紀に出現した海の怪物です。
うろこ状の体をもち、巨大な手足を持っています。
また、頭部には3角形の頭巾のようなものがつい . . . 本文を読む
世界でもっとも有名な犬と言えばなんでしょう?
フランダースの犬?
南極に取り残されたタロとジロ?
いえいえ、おそらくはこいつです。
ケルベロス
一度は名前を聞いたことがあるでしょう。
ギリシャ神話で地獄の門を守っているこの番犬のことを。
今回はゲームやコミックでも頻繁に登場するこの幻獣にスポットを当てたいと思います。
ケルベロスはギリシャ神話最強の怪物「テュポーン」と、上半身は美女で下半身は . . . 本文を読む
北欧の人々、ゲルマンの民に伝わる神々の物語・・・
北欧神話は最高神オーディンを中心とした神々と、人間、そして巨人の戦いや物語を集めたものです。
その人気は高く、「オーディン」、「ヴァルキリー」、「ラグナロク」、「スレイプニル」など北欧神話に登場する神や道具などは今でもよくマンガや小説に使われています。
その中から今回は、狼の魔物であるフェンリルをご紹介します。
フェンリルは、オーディンの義理の . . . 本文を読む
半人半獣の怪物
ケンタウロスは、人間に近いけれど異なるものとして、よくファンタジーに登場します。
その勇ましい姿から、近年のファンタジーでは理知的な主人公の従者として描かれることが多いですが、神話の中ではちょっと趣が違います。
ケンタウロスとは上半身が人間、下半身が馬というギリシャ神話に出てくる種族です。
もともとはイクシオンという女好きの王様が、ゼウスの妻ヘラに言い寄ってできた子供がケンタウロ . . . 本文を読む
本日の昼頃に白い綿毛のようなものがたくさん飛んでいるところを静岡で見ました。
この時期に綿毛?
と思ったのですが、もしかしたらこの生物だったかもしれませんね。
「ケサランパサラン」
は 白い綿毛のような生き物で、江戸時代から信じられている妖怪です。
“おしろい”を食べて成長し、大きくなると分裂します。
この妖怪を飼っていると幸せが舞い込んでくるといわれています。
ただし、家族以外の人に見せると効 . . . 本文を読む
小説(誰も見てないだろうが・・・)に登場してきたトロールのご紹介を☆
トロールは北欧(特にノルウェー)で知られている幻獣です。
日本などでは一般的に怪力な巨人とされています。
大きな鼻や突き出たほお骨を持っていてその容姿は醜悪(ぶさいくってこと)です。
知能はあまり高くなく、棍棒などを振り回して狩りをしています。
洞窟や廃墟に好んで住んでおり、侵入する者を無条件で攻撃してきます。
「ロード・オ . . . 本文を読む