VOX APOLLO IV メンテ

昨日の事なんですけど。
夜の s pi ca スタジオの前にちょっとVOX APOLLO IV をメンテしてました。
弦の高さを下げたいな。。。と思いましてね。
ショートスケールでテンション低いのでそんなに気にはならないんですが、
今回ハイフレットで早いフレーズを弾くんで、
下げておいた方が失敗が無くていいかなと。

で、調整しようと思ったらネックはほぼ真っ直ぐで、
トラスをこれ以上締めると逆反りしそう。。。
それにブリッジも一番下まで下がり切っていてもう下げようが無い。

そこで、少々乱暴に思われるかも知れませんが、
ネックのポケットに詰め物をしてネックの取付け角度を変えることにしました。
そんな！ボディとの密着感が！サスティンが悪くなるんじゃ！
と。思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
元々そんなサスティンなんて無いも同然のベースですし。
昔のギターはポケットに ”かませ” が入って居る事が多いんです。
昔、古いボロボロのテスコとかバイオリンベースとかをこの方法で、
沢山使える用にしてきたので、僕的には慣れたもんであります。

ネックを固定しているボルトを４本外してポケットを確認してみると。
案の定。厚み２mm程の木片がピックアップ寄りのところに挟み込まれていました。
コレに加えて1mm厚のプラバンを適当なサイズにカットして重ねます。
後は元通りにネックを取付けるだけ。
はい。出来上がり。

12フレットで弦高2.5mmくらいになりました。
あとはブリッジ側で微調整してと。。。
そんな事をして昨夜のスタジオに持込んでまして、その結果は良好。
音色に変化は無いですし、弾き易く運指は楽になりました。

あと、弦高下げた分ピックアップも下げたんですが、
これは出力が弱くなってしまったので少し戻すつもりです。
こんなメンテ作業も楽しいもんです。
愛着も増しますしね。