on Bass+

~ す き こ そ も の の あ は れ な り け り ~

原田知世 歌と朗読の会 on-doc. vol.24

2015年10月24日 23時04分20秒 | LIVEレポ
原田知世さんと伊藤ゴローさんの「on-doc.」
丸亀 猪熊現代美術館のカフェ「MIMOCA」へ観に行って来ました。
チケを確保するのがちょっと遅くなってしまい、180人キャパのカフェに整理番号136番…
数少ない椅子には座れる訳もなく、
後ろの方で立見でしたが…



いやこれ素晴らしいライブでした。
二部構成で先ずは朗読。
題名忘れたけど、まず絵本を一冊朗読し、
その後、江國香織さんの短編(なんか犬のお話)を朗読。
ガットギターのBGMをバックにたっぷりと間をとっての朗読に引き込まれました。


そしてライブ。
最新作「恋愛小説」からの曲はもちろん
懐かしい「シンシア」「時をかける少女」などもガットギター一本のシンプルなボサアレンジで、
誤魔化しの一切出来ないライブ。
とても良かったです。

それと、ライブの満足度に密接に関わるのですが、
原田知世さんてとても姿勢がいい。
背筋は常にシャンとしていて、
立っていても、歩いても、座ってもその姿が美しいんです。
そして立ち振る舞いも丁寧でゆっくりしてる。
所作の美しい女性はそれだけで引きつけられる
とても大切な事なんだと思いました。

最後に客席に向かってお辞儀する姿も、
左右対称で綺麗。

ちょっと愚痴ると、ここ最近 公私共々色々あって寝れない日が続いてまして、
正直イライラが募り何をするにも雑で乱れがち…動悸までし出してバセドウ病再発させちゃったかと思うほどだったのですが、
ライブを観終わったあとは不思議なほど気持ちが落ち着いてました。
その立ち振る舞い、佇まいだけで、
静かに叱って頂いた気分。。。

ホント処方箋でした。

またCD聴こう。


コメント (4)
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ピンクペイズリー旅をするの巻

2015年10月14日 23時58分38秒 | 楽器、音楽にまつわるアレコレ
FacebookやTwitterでちょこちょこ晒してましたが、
OPB-54/51ピンクペイズリーを貸し出ししてました。

ちょうどひと月ほど前、このblogをご覧になった土肥真生 さんて方から…
--
ダイヤモンド☆ユカイさんの30周年記念LIVEでベースを弾くが、今回のセットリストにハマるピンクペイズリーのOPBを探している。でもどこにも見つからない…54か51どちらか譲ってくれないか?もしくはレンタルしてくれないか?
--
と言う内容の正直「マジか?!Σ(゜д゜lll)!」となる、かなりビックリするメールをいただきました。

O.L.H.(ex.面影ラッキーホール)のsinner-yangさんからコメントやメール頂いた時も驚きでしたが、
長年blogやってると色んな事があります。^_^

でも、ピンクペイズリー特に54は今後も弾いて行きたい一番手に馴染んだベース。
51EXをお譲り…とも思いましたが、コレも手放したくはない…と、しばらく悩みまして、
でも、考えてみるとダイヤモンド☆ユカイさんの30周年記念LIVEにピンクペイズリーのOPB…(._.)
確かにハマりそうで、華やかな絵面が想像出来ます。
コレは是非ともご協力させていただきたいと思いまして、
売るのは無理だけど無償レンタルにして、代わりにblogで紹介させて欲しい。と言う条件で貸し出しする事に。

で、ここから先は細かな話なのですが、
54はしばらく使ってなかったせいかピックアップがゴソゴソ言う時があって電装系に難あり。
51EXは問題無いものの、54に比べペイズリーの赤味が強く、またコンターが入って無い角張ったボディなのでLIVEで使い難いかも…
どちらも素人が使ってた個体だしプロの現場で使うには色々不都合もあるだろ…などなど、色々考え、そのあたりの事を事前に伝えた上で、
使いやすい方をメンテナンスして使ってもらう事にして2本ともお送りしました。



で、土肥さんの手元に届き実戦に耐え得るべくリペアマンのところで調整される訳ですが、

・54のピックアップは断線しているようでダンカンの物に交換。
・念のため配線のやり直し
・ハイポジでの音詰まりがありロッド調整だけでは追いつかず、フレットを削る必要が…(^_^;)
・試しに51のネックを取り付けてみたらバッチリだったそう。

てな事で結果2本ともお預けして54のボディに51のネックで使用してもらう事になりました。

で、最初に届いたリハの画像がコチラ

ネック交換って言っても見ただけじゃ全く分かりませんけどね。(^_^;)



本番でのステージセッティング



で、その後のインタビュー内容がワイドショーで取り上げられ、
ピンクペイズリー君もちらっとテレビに映ったそうです。(^^;;

http://youtu.be/B98sr1Lc7MU


手元に戻って来たらまたあらためてご報告します。(・ω・)ノ





コメント (7)
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National / Val-Pro 85 Bass '62

2015年10月12日 19時55分09秒 | BASS Collection
ナショナルのマップ型ボディ好きですねぇ~。
それもレゾグラスボディとなればなおさらです。
やっぱこのデザインはソソります。

以前紹介したこのギターのベース版ですね。
なかなか見かけないベースで知らない人も多いかと思いますが、
60年代のアメリカで結構売れたベースです。



ピックアップはフロントにEBによく似たダブルコイルのマグネチック式

ネットで検索してみるともう少し小さめのピックアップを装着している画像しかでてこないので、
交換されてるかも。。。と思いましたが、
中を見てみてもそんな形跡もないので、
このピックアップの仕様があったのかも知れません。

ブリッジにはピエゾ式のシルバーサウンドPUを搭載しています。
アクリル製の台座にピックアップが内蔵されています。



音はかなり硬質でカリッカリ。
太く甘いフロントPUとサウンドをミックスすることで独自で味のあるサウンド。

ブリッジは固定されておらず弦を緩めると動きます。


昔紹介したSUPRO POKET BASSと電気的な構成は同じだと思いますが、
この個体はコントロール類も2ボリュームのみの仕様だったものに、
真ん中の小さいトーンノブを追加してあります。

より使うことを前提に施したと思われます。

フロントッピックアップの左右にはこれまた透明アクリル製のフィンガーレスト。



テールピースは金属製四角い飾り系がおされです。


ネックは3/4のショートスケール
指板はハカランダだそうです


大きめのヘッドには立体的なNationalのバッヂ



裏にはシリアルナンバーの入った金属片が取り付けられています。



0フレット


円を4分割したみたいなカタチのポジションマーク


ネックの取り付け部分はかなりの厚み。
角張っててハイフレはかなり弾き難いです。(^^;;


ネックを固定するネジは金属カバーで隠されてます。


裏はこんな感じ


ネジを何カ所か外すとボディはガバッと外れます。


レゾグラスの型と型の間にはH形状のゴムを挟んで繋いでいます。



裏側


コントロールの配線はトーンを追加した時に引き直してある様です。


そしてもひとつ面白いのが当時のオリジナルハードケース。



ご覧の通りこのベースしか入らないであろうマップ型ボディを綺麗にトレースしたカタチになっています。

しかも新品時の保証書が付き!

1963年12月31日って。。。大晦日に買ってますね。
もちろん保証期間外でしょうが...こんなの残ってるだけで奇跡でしょう。



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Gretsch / TK300 #7627 BASS '78

2015年10月07日 21時31分44秒 | BASS Collection
これまた珍しいベースを入手しました。
このベース知ってる人って居るでしょか?
'78年製のグレッチ TK300 #7627と言うモデルです。
グレッチと言えばセミアコしか作ってないようなイメージがあると思いますが、
ソリッドボディのベースも作ってたんですね。

しかも何だかカクカクした直線的なデザイン。
70年代における近未来感…なんだと思いますが、いま見ると何だかな~(^_^;)なデザイン。
ビザールに分類しても良さそうなベースです。




しかもコレ、画像だと分かりにくいですが、
32inchのショートスケール…どこまで本気で売ろうと思って作ったのかは不明ですが、
ちゃんと当時のカタログにも載ってるモデルです。



ベースはかなりレアですが同型のギターはそこそこ売れた様で、
東京のヴィンテージショップなどでちょくちょく見かけます。

こっちは2つのピックアップが角度違いに取り付けられており、
ピックガードのデザインと相まってカクカク感が増しますね。
多分こっちがオリジナルデザインで、ベースはオマケ的に作られたのでしょう。

ピックアップはバーが二本突き出たミニハムバッカー


コントロールはシンプルな1ボリューム、1トーンです。


ブリッジはフツーですね。カバーがあるはずですがこれは欠品です。


ボディはメイプルの2ピースですが、
こんな節とかヘーキで見せちゃう感じです。(^_^;)


ピックガードは退色してブロンズ色に…縮みは無くネジ類はみな綺麗な状態です。
日本だと湿気が多いから大抵錆び錆びなんだけどね。


ストラップピンの位置は凹んでます。


指板は綺麗なローズウッド

ネックはほぼ真っ直ぐな状態でフレットも8~9割残ってる状態

ネックとボディのジョイント部分


けっこう深めです

このヘッドもまた無骨で変わったデザイン。
ロゴの入れ方も狙ってこうしたんでしょうけど、
今となっては…菜切り包丁にしか見えない…(^^;;



ペグはシャーラーが付いています。


裏はこんな感じ



ネックプレート…じゃ無くてプラでカバーしてあります。
こういう場合には往々にして何かが隠れているのですが…さて。


ん? (-⊡ω⊡)?


んんんんん~??(目ω目)?

何だコレ?(^^;;

多分トラスロッドに関係する調整の為の何かと思いますが、
こんなのは見たことありません。(´Д` )

ネックを外してみると…


マイナスドライバーの頭の様な金属の出っ張りがあります。(´Д` )

先のカタログ画像をよく確認して見ると、
「Adjustable truss rod with gear box」とありますので、

おそらくこの出っ張りをペンチで回してトラスロッドを調整するのでしょう…(´Д` )
gear boxって…中はいったいどないなっとんでしょうか…(^^;;
これ以上はバラせないので知ってる人が居たら教えてください。

受け側にも穴が空いてます


ついでなのでピックガードも外してみましょう。 (-⊡ω⊡)


シリアルナンバーの書かれたシールが残ってました


ピックアップ裏側


ポッド




音の方は割とマトモでプレべっぽい感じ。
ここまでの画像を撮った後フラットワウンド弦に張り替えてみました。



なかなかいい感じでございます。(^^)



コメント (5)
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STAINBERGER / XL-2 '86

2015年10月04日 21時02分31秒 | BASS Collection
スペクターと並んで80年代の革新的ベースの代表格。スタインバーガーXL-2 です。
超有名なベースなので説明は不要と思いますが、
ネッド・スタインバーガーDesignの原点である超シンプルな長方形弁当箱デザインと、
ネックからボディまでオールカーボングラファイト製という革新のスペック。
何を隠そう初めて手にします。(^^;;

以前、XM-2や、スピリッツの5弦とかは持っていた事があるのですが、
どちらも馴染めず程なく手放してしまいました。
今さら感はあるのですが、未だに人気のある原点をとなるベースを
一度手にしてみたいと思い逝ってみた次第。



よく消えてしまってる「STAINBERGER」のロゴがしっかり残っているのもポイント高い。


ロゴが消えかていますが、ピックアップはEMGのハムバッカーが2発。



アクティブピックアップなので9V電池が入っていますが、
コントロール自体はパッシブでオーソドックスな2ボリューム、1トーンになっています。


ブリッジ側でチューニングできるよう設計されたのはコレが初代。。。でしょうね。
年代にしては綺麗な状態ですが、ストリングジョー(ボールエンドを引っかける部分)は
オリジナルパーツは貧弱で伸びてしまって使えなくなってしまうものが多いそうで
社外のブラス削り出し性の頑丈なものに交換されています。



カーボングラファイト製のボディ&ネック高い強度を誇り、
トラスロッドが入っていないにもかかわらずネックは見た目ほぼまっすぐな状態を保っています。


ヘッドにはダブルボールエンドの専用弦を引っ掛けるのみ。


裏から見るとこんな感じ。


ストラップはボディ裏の三日月プレートを回転させて装着します。




こんな見た目なので、硬質なベッキバキな音なのかと思いきや、
とても使いやすくこなれた感のある音。そしてとても安定しています。
そしてこれまでグラファイト性ネックを装着したVigerやZONも弾いてきましたが、
それらとの共通項として少し粒子の粗いヴァッとした感じ。グラファイトの特性なのかな。。。





入手してしばらく弾いてみていますが、これは良いです。
スタジオやライブに持ち込むのも楽チンだし。
未だに愛用者が多いのもうなずけます。

そのうち連れ出すとしましょう。


コメント (2)
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