東京Jazz # 2(#374)

2008年09月05日 | soul,r&b

東京Jazz~8/31の国際フォーラム、前回はSlyの話で終わってしまったので、今度は同じ日に出演したRobben FordとSam Mooreについてもレポートしてみよう。


まずオープニングを務めたのはFusion-Blues系のギタリスト、Robben Fordのトリオでのパフォーマンスだ。Robbenのギターのプレイや音色はさすがではある、しかし、いかんせん声が良くない。別に下手ではないのだが、正直つまらないのである。特にシャッフル系のBluesをやるとまたそれが顕著になる。唯一B.B.Kingに捧げると言ってた曲が良かったかな?B.B.と言うわりにはBlues色が薄くて彼に合っているような感じだ。

残念ながらBassの音がボワボワしてたのがまた聞き苦しかった。


Guitarは超一流だけに、もったいない!歌はあまり歌って欲しくないな~と思います。



二番目はSam & DaveのSam Moore、すでに70歳を超える高齢ながらも、未だ現役バリバリである。さすがに動きは老人的であるが、多少衰えたとは言え、声を出せばパワフルそのものである。

選曲はSam & Daveの曲よりはカバーの方が多かった。覚えている中でもKnock On Wood、I Can't Stand The Rain、Mr.Pittiful、I Can't Turn You A lose等…
Sam & Daveの曲からはYou Don't Know Like I Know、Soul Sister Brown Suger、Soul Man、I Thank Youをやったぐらいで、Hold On I'm Comin'はやらなかったのはちょっと意外と言うかがっかり。

しょうがないからこれを貼付けちゃえ!


Sam and Dave live - Hold on I'm coming




バンドは4管にPerc.を含む9人編成。コーラスが4人と総勢13人と豪華である。
ラストナンバー『I Thank You』では客席を総立ちにさせる熱いパフォーマンスになった。

全体的にはコーラスに歌わせる場面も多かったが、元気なSamを見ることができてホントに良かった。また次があるかわからない年齢になってきているから尚更だ。きっかけをくれたSlyに感謝したい。


ところでSlyは9/2のBlue Note公演では、1st、2nd共に3曲づつしか歌わなかったそうだ。2ndなんぞステージに10分しかいなかったそうだ。

なんか【舌切り雀】を思い出してしまった。大きいツヅラ(Blue Note)と小さなツヅラ(国際フォーラム)。あの距離で見られる事自体凄いし、人によってはSlyが挙げた手にさわったと言う話を聞いた。
しかし私にとってはSlyが日本に上陸する事自体が奇跡、前回も言ったがおとぎ話的な出来事。若いファンにはわからないだろうが、近くになんか恐れ多くて、ましてや手に触れるなんて考えられない事だ。


改めて申し上げると、8/31、東京Jazzに行って本当に良かった!


最近はねえ、以前なら来日自体奇跡的だったり、ホールレベルでないとやらなかった大物アーティストが、BN、Cotton Club、Billboardあたりのハコで見ることができ、さらには数年前まで海賊ビデオでしか見られないような貴重な映像が、youtube等で見れてしまう。

ありがたみってのがすっかり薄れてきている今日この頃、憂いを感じているのは私だけでは無いだろう。






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