Willie Mitchell死去(#560)

2010年01月07日 | soul,r&b
新年早々また訃報なのです。

Hi Recordsの社長でありMemphis Soulの重鎮であったWillie Mitchellが1月5日にMemphisの病院で亡くなった。昨年12月19日に心臓発作で倒れ入院していたそうである。享年81歳であった。

Al Greenをスターに押し上げたプロデューサーとしての手腕は非常に高く評価されている。実はAlは基本的に熱いシャウタータイプであったが、Willieの導きによってあのソフトなMixed Voiceを駆使するようになり、あれだけのヒットを残したのである。これは彼のスタジオ録音とライブ録音を聴き比べて見るとわかると思う。


Willieは高校時代よりトランペッターとして活躍、60年代に地元MemphisのレーベルであるHiと契約。間もなくプロデューサー/アレンジャーとしての頭角を表しはじめ、70年代にはAl Greenの“Let's Stay Together”を筆頭に、Ann PeeblesやSyl Johnson、O.V. Wrightら名シンガーの傑作を次々と世に送り出すなど、ソウル界屈指のヒットメイカーとして活躍した。
 
最近もAl Greenの2003年作『I Can't Stop』、2005年作『Everything's OK』という2枚のアルバムを制作した他、John MayerやRod Stewartの作品にホーン・アレンジなどで参加。2008年にはこれまでの功績が認められ、Grammy Awardの功労賞を受賞していた。


また60's、70'sに活躍した偉大な音楽家がこの世を去った。


Al Greenのスタジオでの歌とLiveの歌い方を聴き比べてみてね、Soul SingerはLiveとスタジオでは結構違う人が多いが、Al程違う人も珍しい(笑)。
それもどちらも良いしね!

Sha La La - Al Green



Sha La La - Al Green On Soul Train



Let's Stay Together - Al Green




Let's Stay Together - Al Green(Live)


素敵な音楽をありがとうございました、あなたの事はずっと忘れることはないでしょう。

ご冥福をお祈りします





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4 Comments

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Unknown (ezee)
2010-01-08 01:18:18
おくればせながら、おめでとうございます。

ところでHiの立役者ウィリーさん、お亡くなりになったんですね。かなり高齢だとは思ってましたが・・
あの魅惑のサウンドを世に送り出してくれて、ほんま感謝です。Hiのおかげでソウルがもっと好きになれたもんです。ほんとアル・グリーンとの相性の良さは格別でした。残念ですが、アルの近作のようにHiの意思を受け継いだクールな音が継承されるのを切に願います。
ウィリーさん、ありがとう!
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>ezeeさん (hidekichi)
2010-01-08 23:46:08
あけましておめでとうございます!

Willieは81歳だったそうです。Alにとっては恩人でしょうね。

Hiサウンド、あの独特のGroove、たまりません。引っ張り出して聴こうっと!
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Unknown (samny)
2010-01-10 15:10:04
ちょっと前に自分のブログでサザン・ソウルを連続して取り上げていて、その時にWillie Mitchellの名前もちょこちょこ出していたところなので今回の訃報には驚きました。Willie Mitchellのサウンドは一聴してすぐに彼のプロデュースだ、というのがわかる独特のスタイルを確立していましたね。ホントに残念です、ご冥福をお祈りします。
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>samnyさん (hidekichi)
2010-01-11 14:21:58
そう言えばサザン・ソウル特集になってましたね。あの独特のCoolなサウンドはHiならではでしたね。
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