Sam Cooke フォロワーズ #1~John Edwards

2015年07月24日 | Sam Cooke フォロワーズ
朝は雨が降っていましたが、午後には上がって青空も復活して、やはり結構暑い一日になりました。

そんなこんな、FUNKシンガーでは益々暑さを増してしまうのでちとお休みです。


先月のBobby Womack特集でも語っていましたが、Sam Cookeが私のFavorite singerの一人。

一時はSam Cookeフォロワーを探すことが日課であった時期もありました。


その中でもポイントが非常に高いのが、あのSpinnersのPillippe Wynnの後任のリードシンガーであったJohn Edwards。

彼はSpinnersに参加する前に、すでに2枚のアルバムを残しています。


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中でもAwareからリリースされた1stアルバムは評判が良く、Cotillonからリリースされた2ndもけして悪くないが、私的には圧倒的に1stが好み。

1st


John Edwards


私のFavoriteソングはこちら。

John Edwards-You Were Made For Love



Woo..Wowwoh....と言うSamお得意の歌い回しを連発!よっぽどSam Cookeが大好きだったんだろうな。


Aware時代にはNot on LPでこんなミディアムの佳曲もある

JOHN EDWARDS - VANISHING LOVE






1977年にSpinnersに加わるが、成功を収めるのは1979年の『Working My Way Back to You』



Dancing And Lovin'


The Spinners - Working My Way Back To You Babe (HQ)



R&Bチャートで6位、いやいや全米2位と言う大ヒットを記録。

Disco、Dance music系で知られたMichael Zagerのプロデュースによる作品。

その前まではThe Stylistics等を担当していたPhilly SoulのThom Bellがプロデュースしていたが、'77年以降セールス状況が厳しくなったこともあるだろう。

アルバムごとDiscoビートに乗せたサウンドはSoulマニアには思い切り不評を買った。




次のアルバムではSam Cookeの『Cupid』をディスコビートに乗せてまた大ヒットさせた。





Love Trippin'


Johnの声はMiddle voice的な前任者のPhilippe Wynnと比較すると、かなり切れ味が鋭いトーンが魅力、アップテンポの曲では非常に有効であった。

Sam Cookeフォロワーの中でもSamの進化形と言ってもいいようなスタイルである。


SPINNERS - Cupid I've Loved You for a Long Time




この次のアルバムではあのカーペンターズの『Yesterday Once More』をディスコビートに乗せてカバーしている。



Labor of Love

出来は決して悪くないのだが、残念ながらあまりヒットせず。

このあたりからSpinnersのMotown時代からPhilly時代と続いた栄光の日々も途絶えてしまう。


John Edwardsは2000年まで在籍したので、Spinnersの歴史から考えればリードシンガーとしては一番長く在籍したことになる。

The Temptationsで言えば奇しくも同じ姓、Dennis Edwardsと同じような存在になる。


独断と偏見ではありますが、私にとってJohn EdwardsはSam Cookeフォロワーの中でも最高峰の一人なのであります。


初めてJohn Edwardsを知った方、今時はたくさんyoutubeに上がっています。

是非聴いてみて下さい。