FUNKでダイナミックなSoul Singer#1~Dennis Edwards~From The Temptations

2015年07月09日 | FUNK


梅雨真っ只中、この湿気を吹っ飛ばせってことで、ダイナミックに歌って我々を楽しませてくれている中なら、私のお薦めのシンガーを紹介しよう。


独断ながら、まず1から2を争うFUNKシンガーとして、The Temptationsの2代目リードシンガーであった【Dennis Edwards】を挙げたい。

オリジナルリードシンガーDavid Ruffinは死後も相変わらず根強い人気を誇る。

そして80'sに参加したAli Ollie Woodsonは日本ではかなりの人気がある。

それに比べ、在籍期間が圧倒的に多いDennisはかなり過小評価されている。


FUNKを歌わせたら右に出るものはいないんじゃないかなあ?


GuitarにFunkadericの重鎮、Eddie Hazel、Bassに元FunkadelicのBilly Bass Nelsonを配したこのナンバーは最強FUNKだ!(Soulチャート#1)

The Temptations - Shakey Ground




作曲にLoinel Richieの名前があり、サウンド的にもThe Commodoresが演奏してるかも?Soulチャート#1を記録したこれ!

The Temptations - Happy People





Sly Stoneが制作に絡んでいたらしい【Wings Of Love】(1976年)から


The Temptations - Up The Creek (Without A Paddle)



このアルバムのA面は【A Song For You】以上のFunknessを感じていたのは私だけではないだろう。

A面1曲目を飾ったこの曲のサウンド、DennisのVocalは最強だ!


eThe Temptations - Sweet Gypsy Jan




この【Wings Of Love】、商業的には成功しなかったので、残念ながら未だにCD化されていない。

しかし、先程ちらりと触れていたSly絡みと言うところが気になるだろう。

LPの裏ジャケにミュージシャンのクレジットがあるのでスキャンしてJPG化してみた。



GuitarにFreddie Stewart、Bass にRustee Allen?

聞いたことのある名前だ(笑)!

前者はFreddie Stoneの本名、後者はRusty Allen、Sly & The family Stoneのメンバーだ。

これに前々作にも参加していたBilly Bass Nelsonが参加してるのだから、FUNKじゃないわけが無い。

TrumpetsのところにやはりSly & the Family Stoneに参加したPat Rizzoがクレジットされているが、saxの間違いだろう。

彼はWoodwind系なら何でも吹くようだが、金管となるとちと違うような...

すっかり埋もれてしまっている作品だが、FUNKの秀作という意味では絶対に外せないところ。



今度は遡ってNorman Whitfield時代のヒットナンバー


Motown - The Temptations - Psychedelic Shack 1970





そして全米#1を記録したNorman Whitfieldの集大成であろうサイケFUNKナンバー。

Dennis一人でリードを取ってるわけではないが、彼の存在なしにはここまでのサイケFUNKは生まれなかったであろう。


The Temptations - Papa was a rollin stone (high sound quality)




私はDennis Edwardsを史上最強のFUNK Singerのベスト3と評価している。


David Ruffin、Ali Ollie Woodsonはすでに他界しているが、彼はまだ現役シンガー、


末永く歌い続けて欲しいと思っています。