今年のノーベル賞を日本人が4人受章したことは、理論物理学と化学における我が国(研究機関か?)の水準の高さと伝統を証明するものだった。
4人とは物理学の益川敏英氏・小林誠氏・南部陽一郎氏と化学の下村脩氏である。
南部氏は米国籍なので日本人としての受章には数えないことになったのだが、同じ民族としては誇らしいことに違いがない。
その4人の受賞記念して多くの書籍がこれまた出版されたが。とりあえず子供向けに書かれたのが本書である。ノーベル賞自体の説明も詳しく、おもしろい。
また、科学誌ニュートンは物理学の方について説明する特集版を出版した。こちらも素粒子物理学を図解しているのでわかった気にさせてくれるものである。