美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

小江戸 佐原

2011年01月22日 | 風流

  香取市の旧佐原へ。

 佐原は「さわら」と読む。『告発 国選弁護人』の主人公は「佐原:さはら」。昔から「さはら」と読むアナウンサーも多いとか。俳優に佐原健二(さはらけんじ)という方もしたし。

  佐原は伊能忠敬・香取神宮で有名な地。江戸時代は小江戸といわれ利根川の水運でにぎわった。昔は銚子から関宿を回って江戸に入る舟運が基幹輸送路だったのだ。

  ゆえに、千葉県の利根川沿岸には当時から醸造業が多い。醤油・味醂・酒などの産業は周辺の産物を利用して製造し、利根川舟運で江戸まで輸送した。

  佐原(茨城の潮来を含め)は、まさに舟運の地・水郷だったのだ。花嫁舟も観光的にのこっている。

  その佐原の観光スポットが旧伊能忠敬宅を中心とした旧市街地。休日には多くの観光客が訪れる。

  その街でかったのがこのお菓子。授業で使えそうなので。味はまぁおいしいかな……