美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

「世界がわかる理系の名著」 鎌田浩毅 著

2011年01月20日 | 読書もどき

 実は世界の進化や繁栄を支えているのは理系の学問だ。文系の学問はヒューマンパワーで左右されてしまう可能性があるの対し、理系・自然科学はまさに事実によって左右されてきた。

 本書には革命的な理系の名著が紹介されているが、それがそうなのだと確認する能力は拙にはないが・・・・・・。一度は聞いたことのあるものばかりではある。

 若いときに科学史をかじった拙にしてみれば、本書は近代科学史の入門書(プリニウスを除く)としても活用できると思われた。

第1章 生命の世界

 ダーウィン     「種の起源」

 ファーブル     「昆虫記」

 メンデル      「雑種植物の研究」

 ワトソン       「二重らせん」

第2章 環境と人間の世界

  ユクスキュル   「生物から見た世界」

 パブロフ      「大脳半球の働きについて―条件反射学―」

 カーソン      「沈黙の春」

第3章 物理の世界

 ガリレオ      「星界の報告」

 ニュートン     「プリンピキア」

 アインシュタイン 「相対性理論」

 ハッブル      「銀河の世界」

第4章 地球の世界

 プリニウス     「博物誌」

 ライエル      「地質学原理」

 ウェゲナー     「大陸と海洋の起源」