美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

仲夏賦16  オニヤンマ

2009年07月20日 | 風流

  夏の景色に、シオカラトンボの飛ぶ様子があるが、昨今それを見なくなった。青みがかった(雄)のと黄色みがかった(雌)のがいたのだが、まず目にすることがなくなった。田舎に行けばまだ見られるのだろうか?

  トンボの様な生物は環境の悪化に強い影響を受けるので、シオカラトンボの減少は自然環境が悪化していることを示す証左だなぁ。

  ところが、オニヤンマのような大型のトンボ(正確にはトンボ目ヤンマ科)は、その数を漸増しているように思われる。学校でも子どもたちがその姿を見たり、捕まえたりしているからだ。

  画像は我が家のガレージの天井に来たオニヤンマ(たぶんその様子から雌)。何を勘違いしてきたのはわからない。庭の水生植物の鉢が目当てだったか?

  この場合の「オニ」は大きいという意味。

 

 
この後、どこかへ飛び去って行きました。無事に産卵できますように。