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COVID-19・コロナウイルス 漢方でどう考える?

2020年04月23日 | 健康の話
今回はちょっと長めです。

新型コロナウイルスCOVID-19(武漢肺炎ウイルス)は、インフルやカゼの
ウイルス等と同じく、体の外から中に入ってきて→発症という道筋をたどります。

「普通のコロナウイルス」は熱性の感染症なので、罹患するとまず高熱が出て、
その熱により体の陰液(肺の潤い)を消耗するのでそこから肺炎になっていきます。

ところが今回の武漢肺炎ウイルスは、初期症状の熱はさほどでもなく、やや熱が上
がってそのまま長く継続+だるい・体が重いなどの倦怠感・味がわからなくなるなど
の特徴があります。

という事で中医学的に武漢肺炎ウイルスは
✕ 熱性の病気
◯ 熱の湿毒(しつどく)の病気
と分析されています。

熱の湿毒とは、体の中に要らない湿気が充満し、かつ熱を帯びる病気。
通常の熱性の病気よりも、だるくて、気持ち悪くて、体内に熱がとどまる感じがする
「かかると辛い」病気です。 TVでも武漢肺炎になったドクターが「インフルエンザ
の30倍つらかった」と話していましたね。
そして、糖尿病の方は体質がそもそも「湿熱」です。重症化しやすいのはこの為かと
思われます。


【中医学的対処法】
<予防期>
玉屏風散・黄耆建中湯
板藍茶

<初期~中期>
藿香正気散
銀翹散
五虎湯

<回復期>
補中益気湯・藿香正気散
白虎加人参湯
麦門冬湯

この様な処方をメインに使うとよろしいのではないでしょうか?
ただし、その方の現在の病状とタイプによって使う漢方が違います。
使い分けは、問診しながら決めていく事になりますね。

【予防のために出来ること】
体の中に湿毒をためておかない事も予防として大切です。
 ・ビールの多飲はNG(湿熱の元凶です)
 ・うっすらと汗をかくくらい運動をして水分代謝を高める
 ・甘すぎる食べ物、飲み物は控えめに(湿熱を作りやすいです)
 ・しそ、青ネギ、など香味野菜を食べる(不要な湿気を飛ばしてくれます)

★子宝漢方と自然療法/自律神経失調症・不安感パニック・更年期

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