私の思考パターンは、どのような対象であれ、部分否定と部分肯定あるいは現象の奥に隠れた本質への志向となっているようです。それは私の役割や強みであるとともに、何処かで弱点になってしまっているようでもあります。荒々しい破壊の力に欠けるところがあるということです。
ですから、はぐれメタルファラオさんが実体験に基づいた秦氏への「悪感情」を剥き出しにして見せながら、豊富な聖書の知識や高度なシンボル操作の技能、予言や霊感への躊躇なき信頼などを拠り所にして秦氏というテーマに、独自の視点から果敢に切り込んで行き、私にはとても気づくことのできないような側面を次から次へと掴み取っているのを拝見して(例えば、新羅系秦氏はアシュケナージともやや異なる、エソウ及びヘロデ系の偽ユダヤ背教徒である。日本においてもその本質としての悪魔性を臆することもなく発揮し続け、巧妙な陰謀を巡らし続けながらジワジワと、他系秦氏をはじめとする多くの善良な氏族の活力を奪い続け、利益独占の領域を広げ続けてきた。現在では官僚組織や企業を完全に牛耳ってしまっていて、これが現代日本の諸悪の根元となっているといった洞察など)、全部を鵜呑みするのでは勿論ないにしろ、とにかく自分の視野が大きく広がっていくのを実感するとともに、少なからぬ部分で成る程ごもっともと納得させられ、従来の自分の構想を振り返り訂正を施した上でより充実したものに発展させなければといった意欲が(例えば、ヒッタイトやチュルク、カナン、アマレク、エラム、エドム、エブス、フェニキアなどをもっと正確に整理しなくてはという問題意識や、現代日本の官僚に対する眼差しをもっと緻密なものにしなければという問題意識が)、大いに刺激されるのも感じました。また、安易な日愈同祖論への警告にも改めて、襟を正す思いでした。
はぐれメタルファラオさんの〈はぐれメタルファラオ節〉の効いた小気味良い文章を、今後も大いに参考させていただきます。
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