飛鷹満随想録

哲学者、宗教者、教育者であり、社会改革者たらんとする者です。横レス自由。

朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや

2019-04-07 16:58:05 | 日本論と宗教論
以下は読者の一人からのコメントに対する私の返信です。これを記事として上げさせていただきます。

>長いこと御無沙汰しておりました。ずいぶん失礼な者であったことを、お詫び申し上げます。

あれは何年前のことでしょうか?

あれから私は滋賀県に新しい家を買い、自分の予備校も場所を移しました。眼下に琵琶湖を見渡せる比叡山腹の森の中に暮らしていますよ。庭に薔薇など多くの花を育てています。庭の植物の様子を毎日観察していると琵琶湖岸にある登り口の地域とも全く違う気候になっていることが分かります。その変化の様を毎日味わっています。

二年前には、ふとしたきっかけで、アコースティックギターとボーカルに開眼し、この二年でかなり腕を上げました。今年に入ってからバンドメンバーを募ることに決め、先月からいくつかのユニットでバンド活動というものを体験し始めました。世の中にはすごい才能を持っていながら表に出ずに埋もれている人々が、しかも全く腐ることなく、人生と自分の才能を楽しんでいると知り、大いに感銘を受けているところです。

四年前から自分の塾、予備校で教え始めた何人かは今年、京大や堀川高校探求科を受験しました。結果は悲喜交々。ひとつの時代がまた過ぎて行きました。

>この記事にあるページですが、削除されておりました。残念。

阿久悠さんを「いきものがかり」の水野君が再発掘して教えてくれています。我々が子供の時に活躍していた大人のひとりがこんなメッセージを残していてくれたんですね。以下はその歌詞です。

「どこから来たのか どこへ行くのか
ぼくは一体誰か
何が望みで 何が夢か
どうすることがいいのか

ある日あの時 若者たちは
そうしたことに気づいて
おさない胸に やきつく景色
求めて ひとりで さすらう

時代は常に姿を変えて
若い心を試す
何が恵みで 何が罪か
このままいてもいいのか

ある日ある時 若者たちは
答をさがしあぐねて
心に汗を書くことだけが
青春なんだと信じる

すべてを愛せよ 生きて行くなら
胸の扉を開き
からだを傷つけ 心痛め
それでも誰か愛せよ

ある日ある時 若者たちは
ただそれだけを知らさせて
心のうちの迷いを捨てて
忘れた言葉をつぶやく

愛せよ 愛せよ すべて愛せよ
人を 自然を 時代(とき)を
きみよ 愛せよ きみよ 愛せ
愛せよ 愛せ 愛せよ

愛せよ 愛せよ すべて愛せよ
人を 自然を 時代(とき)を
きみよ 愛せよ きみよ 愛せ
愛せよ 愛せ 愛せよ

愛せよ 愛せ 愛せよ」

嶋内さんなら容易に理解し、反応するのではないでしょうか。「何が恵みで何が罪か どうすることがいいのか 心の汗をかき続けるしか生きる道はない」。グッとくるメッセージです。

阿久悠さんの作詞では、他に「時代おくれ」も好きになりました。若い時は全く何も分からなかったことが分かるようになってきた。

>このたび本を出版しました。この頃、無料で出版することが出来るのですね。世の中(ニーズに合わせて)どんどん変化していきますね。よろしければ、読んでみてください(全部立ち読み可能になっています)。

読んでみます。

>先日籠神社の海部宮司にお便りすることがありました。ところが、彼はすでに隠居の身で、誰ともお会いにならないそうです。どうやら手紙も渡されていないようです。

籠神社と真名井神社にはついこの間私も久しぶりに行ってきました。真名井神社は伊勢神宮内宮風の全く違う神社に変貌していました。大きなお金のやりとりと重大な申し合わせがあったことを十分に知らしめる規模の変貌です。神社とその背後の社会は紛れもなく今も生きていますね。

>飛鷹さんに高い評価を戴いたかぐや姫の書ですが、今一度原文(どれがそれかはまだはっきり言えないかもしれません)を読んで書き直しました。やはり原文を読むことは大事ですね。ありがとうございます。

あれから似たような竹取物語解釈を数多く読みました。五年前の「陰謀論」の多くが今では陰謀論ではなくなってきています。私がこのブログ内で書いていることが「陰謀論」の現時点での最前線でしょう。

>今後ともよろしくお願いします。

嶋内さんの執筆活動に道が大きく開かれますように。