飛鷹満随想録

哲学者、宗教者、教育者であり、社会改革者たらんとする者です。横レス自由。

人類文明の陰の本体

2023-04-16 23:10:17 | 日本論と宗教論

紀元前5500年前の鬼界カルデラ大噴火によって西日本の縄文文化が壊滅した際、それ以前に東南アジアのスンダ地域からバンチェン、台湾、琉球、奄美大島と北上を繰り返していた「我々」の文明の中枢は、奄美大島にありました。西日本各地から避難した人々は「我々」の文明の土台となっていた、ヘビをトーテムとするユーラシア南縁海域貿易ネットワークを介して中原やインド、中東に移動、各地で現在四大文明と言われる文明を創設運営していったのです。蛇の海洋ネットワークと陸上の各民族が各地で交流することで各地の文明が運営されたということです。エジプトもシュメールも、インダスやイスラエル、ギリシャ、殷など、そのような構図で文明を分析できます。


そして紀元前3500年の長野の縄文文明もその最も古い事例と解釈できるでしょう。長野の縄文文明は内陸で単独で成立したかのように見えますが、実際は海の民のバックアップの元で栄えた文明だったはずです。そもそも、黒曜石の広域流通は縄文人の丸木舟では決して説明できないのです。海底や奈良時代以降の都市生活の底に埋没し見えなくなっている縄文文明の本体を強く意識すべきなのです。


彼らは大型船でユーラシア南縁海域を地中海から紅海、インド洋、南シナ海、東シナ海、日本海、瀬戸内海、列島太平洋岸黒潮海域と、定期的に運行して廻り続けた、人類文明の陰の母体です。そしてその中枢は現在では間違いなくこの列島にあるのです。我々日本人はその直轄領の民なのです。