私達は「宇宙人」や「宇宙人による人類創造」という言葉の曖昧性にそろそろ気づくべきです。真実の「宇宙人」はもはや「宇宙人」という言葉では呼称できないし、「創造」も誤訳と誤解の産物、或いは「創造主」と自称する者による意図的虚偽と断ずるべきです。
前者は、自らが知的生命体として生成発展してきた母星の閉じた環境の背後に広がる、宇宙内の全ての星の閉じた環境によっても共有されている共通の存在次元に生命体としての基軸を移す段階にまで進化した存在者と捉えるべきで、その中にはこの地球由来であるが故にこの地球のこの環境内でこの環境内の存在者達とこの環境内に固有の関わり方によって密かに関わってきたものも数種類存在すると考えるべきです。これを新たに何と呼ぶべきでしょうか?
この地球由来の高次知的生命体の中には、我々人類が牛や馬、羊などを家畜として飼育しているのと同様に、我々人類を家畜として飼育し、集団として進化せしめた者達がいます。生命体として我々とごく近い関係にあり、生殖関係を結ぶことが可能なものもその中には含まれていて、彼らのことは例えば「ネアンデルタール人」とか「ネフィリム」「プレアデス星人」とかいった、限定的な認識、或いは、意図的に操作誘導された誤解に基づいた、断片的な呼称が多数存在しています。
彼らとは別に、生命体として我々人類とはごく遠い関係にあり、生殖関係を結ぶことができない「レプティリアン」なども含まれています。
何れも我々人類を支配、飼育してきたことに変わりはありません。飼育である以上、我々人類が家畜に対して行うのと同じような人為的交配や遺伝子操作が行われてきたのは事実でしょう。が、それは「create」と意図的に強弁され我々の先祖もそれを無邪気に無批判に受け入れてきたに過ぎないのです。実際は「create」とは決して言えない事柄でしかありませんでした。自らを我々人類のcreatorと詐称してきた「プレアデス星人」や「レプティリアン」をも含む全ての存在者をcreateした主体以外に、creatorと呼んで不都合のないものはひとつもないからです。
この「create」は日本語で「創造する」「作る」と誤訳され、「manufacture」の意味まで誤って含みこむことになり、その言葉を使って思考する者の思考に修正不可能なくらいのひどい混乱を招く結果になっています。これは本来は「生む」と訳されるべきだった。creatorとは宇宙とその内部の全存在者を生み、宇宙とその内部の全存在として顕現した「Sein」あるいは「空」「無」などのことなのです。それとの本当の繋がりはひとりひとりの内部の奥底にしか見いだせない。この繋がりから目をそらさず、それに基づいて生きていくことが本当の宗教で、この本当の宗教が回復されることで従来の全ての宗教が単なる支配装置でしかなかったと暴露され、否定されるのです。