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模型展示室(ティーガーⅠ型初期型・ヤークトパンテル後期型)

2008-11-29 16:54:34 | 模型について

昨日、P模型店に最後のお別れに行ってきました。

お店はすっかり片付いており、商品も全くなくなっていました。

店主と2時間ほど昔話と模型談義をしましたが、「模型は作らないと意味がない。店は辞めたけどモデラーとして模型は作り続けたい・・・」と言われていたのが凄く印象的でした。

「お世話になりました。どうかお元気で・・・」

まめ八が最後の挨拶をすると、

「模型作っている限り、L模型店辺りでまたお会いする事もあるでしょう。何もないけどこれ差し上げますよ。模型続けて下さいよ。」

そう言ってアクリル塗料の溶剤を渡してくれました。

P模型店ともこれで本当にお別れです。

30日にはお店を不動産会社に引き渡すとのこと。

もう二度とこのお店にくる事もないでしょう。

 

P模型店店主の意思を引き継ぐためにもまめ八は模型を作り続けます!

 

それでは、模型展示室の第2弾です。

 

今回は、まめ八が一番気に入っている第二次世界大戦中のドイツ軍戦車を2つご紹介します。

 

まず最初は、ドイツ戦車の代名詞「ティーガー(虎)Ⅰ型」戦車の初期生産タイプ。

 

 

キットはタミヤの1/35スケール「タイガーⅠ型初期生産タイプ」です。

 

 

キャタピラを別売のAFVクラブ「ティーガーⅠ型用履帯初期型」に替え、タミヤのエッチングパーツ(給排気ルーバー用メッシュ)を使用。あとは、車外装備品のクランプにエッチングでハンドルをつけた以外は素組みです。

 

 

この戦車は、第二次世界大戦の中盤に戦場に投入されました。

それ以降、88㎜砲の威力と最大100㎜の装甲板を生かし連合国の戦車を圧倒した、まさに無敵の戦車として連合国将兵から恐れられました。

 

 

ドイツ戦車の代名詞的存在なので、映画『プライベート・ライアン』にもレプリカが登場していました。

 

 

第二次大戦中のドイツ戦車のもう一つの魅力は、エリート部隊の象徴である黒の制服に身を包んだドイツ戦車兵のスマートさでしょう。

彼らの技量はかなり高く、ミヒャエル・ヴィットマン、オットー・カリウス等の戦車長(この当時の戦車は基本的に5名の乗員で動かしていました)は、ティーガーⅠ型戦車を使って100両以上の敵戦車を撃破しています。

まめ八は、兵隊の人形を塗るのが駄目で余り完成させていません。

1/35のスケールになると、人形の大きさが5㎝くらいしかなく顔に至っては7㎜位しかないのでとても細かい作業になってしまいます。

 

お次は、第二次世界大戦の末期に登場したヤークトパンテルです。

キットはタミヤの1/35スケール『ヤークトパンサー後期型』です。

履帯(キャタピラ)をモデルカステンに替えた以外は素組みです。

 

 

こちらは、パンテル戦車の砲塔を取り除いた車体を改造して作られた駆逐戦車(敵の戦車を破壊する事を専門に作られた戦闘車両)です。

 

 

ヤークトパンテルが装備する88㎜砲は、ティーゲルⅠ型の装備する88㎜砲よりもさらに強力なもので、第二次世界大戦に登場した全ての連合軍戦車を1000m以上の距離から撃破することが出来ました。

 

 

避弾傾至(装甲を斜めにする事により防御力を高める)を取り入れた車体は防御に優れ、45㎞/hで走行が可能など高い機動力を持っていました。

 

 

しかし、大戦末期に登場したために数が揃わず余り活躍する事ができませんでしたが、スタイルのよさで人気があり、こちらも映画「バンドオブブラザーズ゙」にレプリカが登場していました。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

さんじ18 [2008年11月29日 19:37]
やはりバックが・・・・芝生の上なら本物ですよ
(人形は本物に見えないけど)
まめ八 [2008年11月30日 10:43]
さんじ18さん、おはようございます。

いつも、コメント有難うございます。
やはりバックが・・・・>写真の背景は何とかしたいのですが・・・。
正月休みにでも撮影用セットを作りたいと思います。

人形は本物に見えないけど>プラスチックを塗装だけで皮膚や布に見せるにはかなりのテクニックが必要です。それに小さいし・・・言い訳、言い訳・・・
しか~し、これからも精進して技術を上げて行きたいと思います。o(^▽^)o
おぺ [2008年12月3日 22:13]
こんばんは、おぺです。
どれも素晴らしい出来栄えですね!迷彩も実に丁寧で雰囲気でてますよ。
思うに迷彩は自分には無理であろうと思いますw。きれいに塗り分けることはできても、迷彩はそうではなく、センスが必要と思うからですw。
まめ八 [2008年12月3日 22:37]
おぺさん、こんばんわ。

おぺさんのブログ拝見いたしましたよ。
いやぁ~。まめ八の客観的な印象で言えば、おだて抜きの話でモデラーとしての腕はおぺさんの方が上です。(きっぱり!)
戦車はウェザリング(汚し塗装)等で、ある程度ごまかしが効きますが車はそれが出来ません。
これからもちょくちょくおぺさんのブログを拝見しながらモチベーションを上げて生きたいと思います。今後とも宜しくお願いしますネ!o(^▽^)o


一生 島原人 [2008年12月6日 20:09]
私も模型は好きで学生の頃は廃盤の商品を探しに友人と遠方に出かけていました 今でも過去の遺産がダンボールケース5~6箱はあります 作らないで原型のもで保存していますよ 主にバイクとか車が好きですから大半が それですが昔のアニメの例えばマイティジャックのマイティ号とかサンダーバードの秘密基地なんかも持ってますよ、意外と宝の山かも知れません(⌒▽⌒)それと戦車もドイツ軍の分 ありますねギングタイガーとかヤクート戦車とかも
まめ八 [2008年12月6日 21:44]
一生島原人さん、こんばんわ。

作らないなんてもったいない!
模型は作ってナンボ。(余り人には言えないけど(;^_^A )
是非、この機会に段ボール箱から引っ張り出して作ってみませんか?
バイク、車ならGAZOO登録者の方にも素晴らしい作品をブログにアップされている方がいますよ!
戦車がいないのが残念ですが・・・
一生 島原人 [2008年12月7日 11:52]
こんにちは

逆に金型が廃棄されているのって希少価値が上がるんですよ それと作ったら埃とか壊れる可能性があるので私は現状で保存しています 知人は何と二段ベットの上の段に一杯買った模型を置いてます つまり作る分と作らない分に分けているといってましたよ
まめ八 [2008年12月7日 19:38]
一生島原人さん、こんばんわ。

模型の楽しみ方は千差万別あると思います。
まめ八もそこの所はわきまえているつもりでしたが、表現のまずさにより誤解を与えてしまったようですね。すみませんでした。m(._.)m
かく言うまめ八もプレミア物のキット、いくつか持っています。!(^O^)
一生 島原人 [2008年12月8日 18:59]
こんばんわー

いえいえ誤解してませんから ご心配は無用ですよ、私も以前はプラカラーとか各色を買って作ってましたが、やはり作ったら置き場所とかの問題など結局 壊してしまう例が多く、保管して何れ余裕が出来てからと思って置いてます、今 欲しいのは戦艦 大和の約二万位する本格的なキット、これを是非欲しいと思ってます、また作らない理由は作る前に、色々と試行錯誤するのが またモデラーの楽しみでもありますから
EP82-SW20 [2009年4月14日 21:22]
こんばんは。
私は中学生の頃、戦車マニアの友達に染められて、以来潜在的な戦車ファンです。
最初はモーターライズの1/48のStrv103でした。
次に1/35のT34
そして、当時は「ロンメル」と呼ばれていた「ヤークトパンター」のリモコン版。
そこから「動くおもちゃ」から徐々に「作って飾るおもちゃ」へ移行していきました。
中学では完全なモデラーになっていて、ジオラマに憧れるまで行きましたよ(笑)
まめ八 [2009年4月14日 21:46]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
1/48のStrv103、1/35のT34・・・いずれもタミヤですね!
ええ・・・まめ八も子どもの頃に作りましたよ。
EP82-SW20さんがここまで戦車好きとは嬉しい限りです。
もう少し時間が取れるようになったら模型の方の写真も更新しますので、良かったら戦車談義いたしましょう!(^O^)
EP82-SW20 [2010年1月16日 22:33]
こんばんは。
今回この記事に書き込みに来たのは、「東京マルイ製RCティーガーⅠ」を買おうかと思って、それにふさわしい記事にコメを入れにきました(笑)
実はティーガーⅠは私はモデルを持った事が無いのです。
友人が1/25のディスプレイモデルを持っていましたが、当時はディスプレイよりリモコンが好きで(笑)
ちなみに、このモデルはBB弾も撃てるのですよw
改めて調べてみると、1/35未完成モデルとして、ティーガーⅡ・ヤークトティーガー・ヤークトパンター・パンターA(2両)持っていますね(爆)
いずれも樹脂製履帯をたわませる途中で止まっていました。
モデルカステンの履帯を買って仕上げてしまうつもりになりつつあります(笑)
まめ八 [2010年1月17日 11:48]
EP82-SW20さん、おはようございます。
コメントを頂きまして有難うございます。

マルイの1/24のRCティーガーⅠ型、良いですねぇ~。!(^O^)
確か初期型の車両で、塗装済みでしたよね。
ジャーマングレーと、クルスク戦での有名なダスライヒの車両のいずれかをえらぶことができるんでしたっけ?
塗装済みフィギアも付属しているのでかなり楽しめるのではないでしょうか?
購入されたら是非レポートして下さい。!(^O^)
                (つづく)
まめ八 [2010年1月17日 11:50]
長文、すみません。戦車のこととなると熱くなってしまうので・・・(;^_^A

ところで、RC戦車なら値段ははりますが、タミヤ製の1/16シリーズも凄いですよ。
シリーズ最初の製品、ティーガーⅠ型の発売記念で近くの模型屋でデモ走行しているのを観に行ったのですが、本物のマイバッハエンジンの音を唸らせて走り回るその姿は感動物でした。
サスはもちろん実車と同じように動きますし、主砲発射時のブローバック、機銃発射時には銃口の発光ダイオードが光り、MGの発射音がするという優れものです。
1/16ですから、その重量感たる物かなりの迫力で、組み立てキットであることも自分の好きなようにアレンジできる点で評価高いと思います。
私も金さえあれば欲しいのですが、値段がちょっと・・・。やはり高嶺の花ですね。
(再び、つづく (;^_^A)
まめ八 [2010年1月17日 11:54]
モデルカステンの覆帯については、ちょっと気になることがありますのでよかったら購入前に次の質問にお答え下さい。
①文面から拝察したところ、未完成モデル群は旧MMシリーズのキットのようにお見受けしましたが如何でしょう?モデルカステンの覆帯はかなり正確なスケールで作られているので新しいMMシリーズのキットにしか合わない恐れがあります。キットの箱、もしくは組み立て説明図に記載してあるMMシリーズのNoをお知らせ下さい。
②モデルカステンの可動式キャタピラは、リアルで重量感もありキットを引き立たせてくれますが、組み立てにはかなりの手間がかかり、またエナメル系塗料で塗装してしまうとバラバラになってしまいます。しかもキットが一個買えてしまうほどのお値段です。!(^O^)
もし、それ程お金を賭けたくないのであれば、樹脂製覆帯で簡単にたわみを再現する方法もありますので、そのキットに対する思い入れがお金と手間と時間を投資するに値するか検討されてみては如何でしょう。また、もしカステンの覆帯をご購入されるなら、安く買えるサイトも知っていますのでお知らせ下さい。                


EP82-SW20 [2010年1月17日 15:07]
こんにちは。
タミヤのパンターとティーガーⅡの連結履帯を買う手も有りますね。
価格を見ると、タミヤのでも確かに車両価格の半額しますねぇ。
それでも、連結履帯を試しに買うだけの価値ありそうですw
樹脂製履帯をそれらしくたるませる方法は、ピアノ線で押さえるとかホイールに接着してしまう方法が有るらしいですね。
接着するのはイマイチですし、ピアノ線はドリルと線を買わないといけない。
実物同様に連結した方が作る方としてみれば楽しいと思えます。
暖めてたわませようとしたら暖めすぎて変形してしまった苦い記憶があります(苦笑)
ちなみに、タミヤの製品番号は
ティーガーⅡ 35057
同ヤークト  35058
パンター   35065
同ヤークト  35069
の物に該当すると思われます。
モーターライズシリーズがあった頃のものですから(笑) 
まめ八 [2010年1月17日 19:44]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
やっぱり伺っておいて正解でした。
残念ですが、お持ちのキットではタミヤの連結式もモデルカステンの連結可動式も合わないみたいです。
旧MMシリーズはご指摘のように、モーターライズを前提にして設計がなされているのでスケール的におかしな点が多々ありました。これはギアボックスや電池を入れなければならないことから来る制約だったみたいです。また、今ほど資料が揃っていなかったこともあってデフォルメがひどい物やディテールの省略も多いようです。(例えばティーガーⅡの場合、リアにあるアイドラーホイールはキットでは2枚で構成されるようになっていると思いますが、実車は3枚構成になっており、現行のキットではこれを忠実に再現してあります)また、前部のドライブホイールにしても旧キットはスプロケットの歯が足りないなどの問題があります。
従って、これら旧キットでたるみを再現するのであれば瞬間接着剤を使うか、黒糸で覆帯と転輪を結びつけてしまう(外からは全く見えません)しか方法はないと思われます。
(つづく)
まめ八 [2010年1月17日 19:49]
リコメが長くなりまして申し訳ございません。
つづきです。

もし、連結式の覆帯を楽しみたいのであるならば、ドラゴン社のキットもしくはタミヤの新MMシリーズを購入された方が良いと思われます。
値段は結構しますが、最近のキットは細部まで精密に再現されており、本当の意味でのスケールモデルになっています。キットを組み立てながら実車の細部を初めて知るなんてことも多いですよ。
この際、タミヤのヤクパンあたりを購入されて、細部のディテールを楽しんでみられては如何ですか?

ご期待を裏切るようなリコメになってしまい申し訳ございません。m(._.)m
EP82-SW20 [2010年1月17日 23:19]
またまたこんばんは。
う~ん、連結履帯不可ですか(><)
樹脂製の履帯、残っていたかなぁ・・・(汗)
そうなると欲しい戦車は全部で11台になります(爆)
ざっくり言って3万円コース・・・。
これは痛いですね、欲しいけど(苦笑)
ちなみに私は楽天会員になっているので、楽天で安いお店を探して買おうと考えています。
ところでヤクパン、内部はどの程度再現されているのでしょうか?
3突短砲身は、かなりディスプレイモデルに近いみたいですね。
サスも可動しますし内部もかなり再現されているようで、これが3突G型なら間違いなく買ってます(笑)
まめ八 [2010年1月18日 21:13]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
さらにコメントを頂いていたみたいで有難うございます。
タミヤのヤクパンの内部再現は砲尾だけです。
タミヤより新しくて細部まで表現してあるドラゴン社製のキットは、砲尾、ペリスコープ、トーションバーサスペンション、エンジンルームの一部が再現してあります。
タミヤのⅢ突砲身タイプは戦闘室のフロアと砲尾が再現してあったかと思います。
どうしても内部再現してある1/35スケールモデルがお望みでしたら、韓国のアカデミーというメーカーから出ているティーガー初期型がかなり細かく内部再現がされています。ただ、このキットは内部再現までしてあったタミヤの旧1/25キット(現在絶版)のスケールダウンコピーで、余りお勧めできる代物ではありませんし、4~5年前に見たっきり店頭では見かけなくなりました。(輸入代理店のサニーというメーカーが倒産したらしいです)
いずれにしてもまず一番好きなヤクパンを購入されてみては如何でしょう?
EP82-SW20さんの御希望を伺っている限りでは、私的にはドラゴン社製キットの方が満足度は高いと思われます。
EP82-SW20 [2010年6月30日 21:38]
こんばんは。
前回のⅣ突やブルムベアの操縦席前の前面装甲、確かにモデルを上から見た写真で確認すると、厚くするには余裕が無いようですね。
ブルムベアの前面装甲の件は、笑えますw
さて、再度ここに来た理由は、今度はティーガーⅠの操縦席直視型バイザーについて、です。
防御の面で不安があるブルムベアが直視型からペリスコープに変わったという事ですが、では、何故ティーガーⅠは終戦までこの形だったのか?
ティーガーⅡの様に上に上げる事もスペース的にはできたと思われますが、生産性の問題とかあったのでしょうか?
「ドイツ戦車発達史」なる本は買って持っているのですが、「ドイツ自走砲・突撃砲・駆逐戦車発達史」に相当する本を持って無いので、私より通なまめ八さんにお聞きしているのですけど。

あ~、早くモデルを作りたいです(苦笑)
まめ八 [2010年7月1日 20:39]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂きまして有難うございます。

先日のブルムベアのご質問といい、今回のティーガーⅠのご質問といい、随分マニアックな質問ですね。!(^O^)
恐らく、こうした疑問に明確な回答を出してある本は邦書には無いと思いますよ。
そこで、今回も事実を根拠にした私なりの推測で勘弁して下さい。m(._.)m

まず、ブルムベアは中期生産型以降、クラッペからペリスコープに変更になりました。
その理由は敵の攻撃を受け、損害を受けやすかったためなんですが、それが何故ティーガーⅠにも採用されなかったのかというと、両車の運用目的が違うからではないでしょうか?
ご存知の通り、ブルムベアは近接支援を目的とする車両です。そのため、攻撃を行うためには敵火力に接近する必要があります。そのため、敵の側からすればピンポイントの射撃が可能となり、弱点であるクラッペが良く狙われ、その結果損害が増えたことからペリスコープに変更された物と考えられます。


まめ八 [2010年7月1日 20:41]
すみません。また長くなりました。。。
続きです。

対して、ティーガーⅠの主敵は戦車になります。対戦車戦闘の場合、中遠距離での砲撃戦が主体となる上、ロシアの光学機器の性能が粗悪であったために、生産に混乱をきたしてまで変更する必要性が無かったのではないかと思われます。

もっとも、ロシア軍の対戦車ライフルにはティーガーⅠといえども相当痛い目にあったみたいで、後のティーガーⅡはペリスコープに変えられています。
ちなみに対戦車ライフルで狙撃を受けた場合には、装甲ブロックを下ろして操縦する事になりますが、その場合、初期型では装甲ブロックの上に装備されていた双眼式ペリスコープで、中・後期型の場合には車長の指示により目くら運転(これって差別用語でしたね!でも他に適切な表現が無いので敢えて使用します)で操縦していたみたいです。
(まだ続きます。。。)
まめ八 [2010年7月1日 20:42]
つづきです。

また、これ以外に考えられる理由としては、ティーガーⅠの車体上面にはペリスコープを設置できるスペースが無かったのではないか?という事が挙げられます。
操縦手ハッチには左斜め方向を見ることが出来るペリスコープが付いている上、戦闘室上面には機銃用のベンチレーターなどもあって意外に空いたスペースがありません。さらにティーガーⅠの前面装甲上端は戦闘室上面より高くなっていますので例えペリスコープを設置するスペースがあっても役に立たなかったのではないでしょうか?
そして、何より考えられる事は、広い視角を得るためには、ペリスコープよりもクラッペの方が有利であったためではないでしょうか?
ご存知の通り、戦車の一番の弱点は視界の悪さにあります。
その視界を得るために戦車長は、自らの危険を顧みることなくハッチを開け、頭を突き出して周囲の確認を行っていました。
(まだまだ続きます。。。)
まめ八 [2010年7月1日 20:46]
続きです。

クラッペが弱点と言っても、プライベート・ライアンで見られたように、短機関銃の射撃位ではやられてしまうようなヤワな代物ではなく、ぶ厚い防弾ガラスでした。例え対戦車ライフルの直撃を受けても防弾ガラスが割れる程度ですから、ティーガーⅠの操縦手からすれば、視界の悪いペリスコープに変える必要性が無かったのかもしれません。これは同じくクラッペを採用しているⅣ号戦車もペリスコープに変更しなかった(計画すらなかった)ことを見ても言えるのではないかと思います。



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