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ナースホルン製作記 ~その3~

2011-02-09 11:34:12 | 模型について

ナースホルン製作記の3回目でございます。

前回、組み立て説明書の抜けと誤記に悩まされながらも車体下部と前上部を組み立て終えたので、今回はナースホルンの最大の特徴、71口径88㎜対戦車砲( 8.8cm Pak43 (L/71))の組み立てに入ります。

 

ところが、ここでもまた組み立て説明書の抜けと誤記、曖昧な取り付け位置の指示に悩まされることに。。。

砲の部分は細かいパーツが多い上に、取り付け位置などもかなり複雑なので、これには参りました。

組み立て説明書の順序に従って組み立てていくと、まず工作不可能になる箇所があるので、全体の工程を把握した上で組み立て順序を自分で考えていかなければなりません。

ドラゴンは、このキットを“スマートキット”と銘打って、作り易さとディテールを両立させたキットとして販売していますが、これでは初心者の方には余りお勧め出来ませんね。

 

 

細かいパーツをゲートから切り離し、一つ一つパーティングラインを消し、打ち出しピン跡を埋めていくだけでも大変な作業なのですが、その整形が終わったパーツを資料やネットで取り付け位置を確認しながら組み立てていくのですから作業がなかなかはかどりません。

7~11の工程だけで半日以上の時間が費やされました。

せめてもの救いはパーツの合いが良いことで、整形を終え、取り付け位置さえ解ってしまえば組み立て作業自体は楽であったことです。

 

それでも、苦労した甲斐あって完成すると、実物と見紛うような素晴らしいディテールの8.8cm Pak43 (L/71)を手にすることが出来ます。

 

 

71口径88㎜砲の砲身はアルミ挽きものの金属パーツ。

照準機はクリアパーツを使用し、塗装さえ上手に行えばレンズ部も綺麗に再現出来るようになっています。

 

 

砲手席のシート下のスプリングも、プラパーツのままと金属パーツを選択することが出来るようになっています。ここは折角ですから金属パーツを使用してみましたが、金属スプリングのサイズが若干合いません。。。質感としては大変リアルで、手を加えているという満足感は得られますが、これならプラパーツを使用した方が良かったかもしれませんね~。

ただ、初心者への配慮でプラパーツのままで済ませることも出来るという嬉しい配慮が為されている事は素直に歓迎したいと思います。

敢えて言わせて頂くと、これだけの配慮が出来るのであれば、組み立て説明書の方も是非改善して貰いたいのですが。。。

 

 

車体に取り付けてしまうとじっくりと眺めることが出来なくなるので、記録の意味から色々な角度から写真を撮ってみました。

まず、砲手の位置からの眺め。。。

 

 

お次は装填手の位置から。。。

 

 

砲側左側から。。。

駐退機は砲を上下することによって可動します。

大砲のキットって、構造が複雑な上、細かいパーツが多いので組み立ては大変ですが、完成後のメカニカルな姿には何とも言いようのない魅力があります。

 

 

砲側右側。88㎜砲クラスになると砲尾もかなり巨大な物になりますね。

 

 

さて、このキットの最大の山場である88㎜砲の部分は完成させることが出来ました。

次は、オープントップ車輌の最大の見せ場、戦闘室の工程になります。

この工程には、まめ八が嫌いなエッチングパーツ&瞬間接着剤を使う箇所が結構あります。

また、組み立て説明書の不備から、取り付け位置が曖昧に指示されているパーツもあるようです。

まめ八の神経消耗戦はまだまだ終わりそうにありません。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2011年2月9日 16:13]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

そう・・プラモデル造りって途中工程も楽しめますよね~
まして・・こんな精密に再現されて居たらなお更・・
砲身の金属・・・よりリアル感が出ますね~(笑)
余り根詰めて・・倒れないように・・(爆)

EP82-SW20 [2011年2月9日 22:07]
こんばんは。
私が初めて88mm砲を作った時、砲身が後方にスライドするように作られていたので、感激しましたよw
次に75mm砲も同様にスライドしたので、喜んじゃいましたね(笑)

ところで、最近気になりだしたのが、装填手。
感じとすると、「左利き」でないと、大変そうですよね。
私は右利きなので、砲の左側に立って砲弾を込める方が、やり易い気がするのですが・・・。
どんな理由で装填手って、右側にいるのか、ご存知でしょうか?
おぺ [2011年2月13日 23:11]
く~っ、たまりませんね! この細部まで行き届いたディテール!
アルミ削りだしの砲身とも相まって、塗装無しのこの状態で眺めるだけでも満足できそうです。
まめ八 [2011年2月19日 11:24]
宮ちゃん、こんにちわ。
いつもコメントを頂きましてありがとうございます。また、リコメが遅くなってゴメンなさい。
模型に根詰めて倒れちゃいました。(ウソです)
私は倒れなかったのですが、私を除く家族全員がインフルエンザで倒れてしまいまして仕事と家事の全てを完璧にこなしていましたので。。。
ところで、模型の楽しさの一つに、普段触れることが出来ない実車の構造を隅々まで知ることが出来る事があります。写真などでは見ることが出来ない陰になった部分や、可動部分の構造等のほか、写真では何のためについているのか解らなかった部品の存在理由も、模型を作っている最中に気が付くことも度々あるのですよ。
それがまた楽しくて辞められないんですよ~。
でも組み立て説明書の間違えだけは勘弁して欲しいです。(-。-;)
まめ八 [2011年2月19日 12:15]
EP82-SW20さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
またリコメが遅くなってしまいまして申し訳ございません。<(_ _)>

さて、昔のタミヤの88㎜砲やPak75は砲身が後座したり、砲身と照準器が連動するなど楽しいギミックがありましたよね。前年ながら今回のドラゴンのキットにはそういった楽しいギミックは全くありませんが。。。
ところでご質問の件ですが、装填手の立ち位置は砲手と車長のポジションによって決まります。
まず、砲手は人間の利き手、利き目の関係から、右手で御角ハンドルと引き金、右目で照準器を覗けるように砲の左側に位置します(これは万国共通)。車長のポジションは、この砲手に指示を出しやすいように、また砲手と視角がなるべく同じになるように砲手の後方に占位するようにしてあったようです。
(長文リコメで済みません。続きます。。。)
まめ八 [2011年2月19日 12:17]
(EP82-SW20さん、続きです)
ただし砲塔内部のスペースの関係や、砲手と車長が一列に並んだ乗員配置では砲塔正面被弾、貫通された場合に砲手と車長の両方(通常、戦車乗員の中では車長→砲手・操縦手→無線手→装填手という階級になっています)が戦闘不能になってしまうので車長の位置を砲手とは反対に持ってきてる戦車もあります。(米軍戦車など)
そして車長の位置の反対に、自然の成り行きで装填手が立つことになるわけです。従って、装填手=砲の右側、ということではなく、装填手=車長の反対側と考える方が正しいようです。
装填手は、戦車搭乗員の中では最も階級が下でしたから、スペースが限られた戦車の砲塔の中では余りスペースに追いやられた上、砲発射時の硝煙が充満する砲塔の中で、口径によっては10㎏もある砲弾を床下などの弾庫から引っ張り出して装填する訳ですから相当な重労働だったみたいで、中には戦闘中に卒倒する兵士もいたそうですよ。しかも後座してきた砲尾にド突かれたり挟まれると怪我では済みませんから命がけの仕事だったみたいです。
唯一の救いは専用の脱出用ハッチが与えられ、それに最も近い位置に居たことでしょうか。。。
まめ八 [2011年2月19日 12:29]
おぺさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
最近の戦車模型はプラだけではなく、エッチングや金属砲身などを使ったマテリアルパーツがふんだんに使われているので、塗装前の状態で置いておきたくなる衝動に駆られることがあります。
塗装してしまえば、金属もプラも同じになってしまいますし、苦労の後も消えてしまいますから。。。(;^_^A
大砲の部分は繊細なパーツが多いので工作には器を使いますが、出来上がって見るとメカニカルな形状で満足感に満たされます。(^_^)
これから工程はオープントップの車体内部に入りますが、ますます繊細なパーツが増えるので慎重に作業を進めて行きたいと思います。
それにしてもこのキットの組み立て説明書は何とかならんのかねぇ~。。。(;-_-) =3


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