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余りにも悲しい。。。女子中学生滝行死亡事件

2011-09-28 21:28:08 | 戯言

地元熊本でまた大変残念な事件が発生しました。


もうご存知の方も多いとは思いますが、熊本市内に住む中学2年生の女の子が、父親と僧侶によって毎分40Lという多量の水を顔に浴びせる「滝行」を強制され死亡した事件です。
ニュース記事はこちら

 

実は、今回の事件で亡くなった女の子の自宅はまめ八の家から200mも離れていない場所にあります。
事件が発生した場所は県北部の長洲町ですが、女の子の
自宅に押しかけたマスゴミ各社の記者達の取材合戦によって我が家付近も昨日から今日にかけて騒然となりました。
女の子の自宅周辺の家には各社の記者が入れ代わり立ち代わり取材に来て辟易していると聞きました。また、何処で調べたのか亡くなった女の子の小学校時代のクラスメートの家に卒業アルバム写真の提供依頼や取材の電話がかかってきてひどく迷惑だったということです。

今日はまめ八の家にもY新聞の記者が取材をさせてくれと言ってきたそうです。(勿論、奥さんが丁重にお断りしました
相変わらずマスゴミのこうした無神経な取材にはうんざりします。


ところが、こうしたマスゴミの記者達にウチの愚息が一矢報いてくれました。
それは、昨日の夕方の事、息子が友達と下校途中、3人の記者らしき男女が乗った車が息子たちの傍で止まり、中から女性記者と思われる人が下りてきたそうです。
その女性記者は息子に向かって

“ねぇ、君。あの中学生のお家教えてくれないかな?”

と尋ねてきたそうです。

ところが息子の方は女性記者が言った“あの中学生”がどの中学生なのか理解できずに、息子が顔なじみの別の中学生の事だと勝手に思い込み、“あの中学生”の家とは全く反対方向にある家を教えてしまったそうです。

しかもその顔なじみの中学生の家周辺は道路が狭く、入り組んでいるとのこと。。。
息子自身は間違って教えた事に罪の意識を感じて落ち込んでいましたが、まめ八は“よくやった!”(勿論、口には出しませんでしたが。。。)と溜飲を下げる思いでした。

さて、この事件、除霊と称して信者に虐待を加えるインチキ宗教の僧侶と、狂信的な信者の父親による残虐な犯罪として報道されています。


ただ、近所に住んでいる人間としてちょっとだけ言わせて頂きたい事があります。
まめ八は当事者のご家族と全く面識がありませんでした。ただ、その家族について近所では悪い噂は全く無く、それどころか仲の良い家族という評判でした。
家もまだ新しく、大きくはありませんが2階建ての極普通の中流家庭規模です。とても狂信的な父親とその家族が住む家という雰囲気ではありません。、父親の近所の人たちの評判は“挨拶を良く交わしてくれる真面目そうな人”です。

まめ八は、一度だけこのご家族をお見かけしたことがあります。
このお家の庭には桜の木があって、毎年たくさんのサクランボがなるのですが、数年前に散歩の途中でこの家の前を通りかかった際、ご家族が仲良く楽しそうにそのサクランボを収穫する姿を見かけました。その時はとても幸せそうな家族でした。
ところが、中学校に入学する前後位から、今回の事件で亡くなった娘さんが精神的に不安定となり、ちょっと変わった行動をしたり、学校にも行かなくなってしまったそうです。ご両親は、この娘さんのことを随分心配されていたみたいですね。女の子が通う中学校の担任の先生が家庭訪問を申し出ても拒否されていたそうです。その頃からご家族の苦悩が始まったのではないでしょうか?


そして今回の事件が発生しました。事件が発生した8月末ごろ、亡くなった女の子のお葬式が、人目を避けるように家族葬で行われたという話を近所から伝え聞き、“まだ中学2年生で亡くなるなんて可哀そうだね。人目を避けた家族葬なら何か理由があるのかもしれないね”等とまめ八夫婦で話した事を覚えています。

まめ八は、この記事によって女の子の父親を庇うつもりは毛頭ありません。
ただ、始めに狂信的な父親とインチキ宗教の僧侶という悪者を作り上げ、興味本位で事実の一部分だけを報道するマスゴミの姿勢に疑問を持っているのです。

家族総出で庭のサクランボ狩りを楽しんでいたあの光景が目に焼き付いているまめ八は、今回の事件は、マスゴミ報道のような、宗教に心を奪われ虐待と言ってもいいような仕打ちを娘に強要した父親と、インチキ宗教のサディスティックな僧侶が引き起こした特異な事件という単純な性格のものではないと思うのです。

 

何処にでもいそうな極普通の幸せそうな家庭が何故こんな結末を迎えなければならなかったのか?近所でも評判の良かった真面目な父親が何故このような凶行に走ったのか?娘を心配する両親の気持ちは如何ばかりのものであったのか?オウム真理教事件でも問題になった野放し状態の日本の宗教団体に関する法律を再度見直す必要はないのか?
そして二度とこのような悲劇を繰り返さないために、このように追い詰められた家族を、誰が、如何にしてサポートしていくべきなのか?

興味本位の薄っぺらな報道からは何も建設的なものは生まれてきません。

狂った父親とインチキ宗教が行った凶行という事にしておけば済むことです。

でも、それでは亡くなった女の子や、そのご家族が余りにも可哀そうな気がしてなりません。

同じ年頃の子どもを持つ、そして近所に住む一人の父親として残念で仕方がありません。

 

ただただ、亡くなられた女の子が哀れで可哀そうです。

 

女の子のご冥福を心からお祈りします。。。合掌


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

デコちゃん [2011年9月28日 22:02]
こんばんは。
私もこのニュースをテレビで見て、熊本ということだけで「もしかしたらまめ八さんちの近くかな?」なんて思っていましたが、女の子のおうちのお近くだったんですね。
ニュースで女の子のお写真拝見しましたが、聡明そうなかわいらしい子でしたね。
こういう形で命を落としてしまったことがとても残念です。
実際に霊がついていたかどうかは置いておいて、娘さんのことを思うお父さんがたどり着いた先が、あの宗教団体だったということ、そして、相談先がそこにしかなかったことがとても残念ですね。
思春期の女の子は、とてもデリケートで、本人でもコントロールできないくらいアンバランスな気持ちになるものです。
何を言っても結果論でしかならないですが、昔のような笑顔を見せてほしいと願った父のとった行動が、マスコミ報道にある「凶行」の一言では済まされないですよね。
不登校になった時点で親御さんに任せきりにせずに、介入できなかった教育委員会に問題はなかったのか、もっと多角的に検証する必要があると思います。
今はとにかく、女の子のご冥福を心からお祈りいたします。
宮ちゃんNO1 [2011年9月28日 22:53]
こんばは~ 宮ちゃんで~す!

自分もこのニュースは新聞で読みましたが・・・
その当事者が・・・まめ八さん宅の近くとは・・・
チョット驚きデス!
う~ん・・・有りますね~・・・事件が有るともう・・・
湧いたように取材の人達・・・マスゴミですか?(笑)

しかし・・・この事件何と言って良いのか・・・
ホント・・・大人のエゴですよね~
思春期を迎えた女の子・・・何処かに原因が有ったハズ
それを見抜けない・・・親の責任・・・
相談する相手を間違えましたね~・・・
本当に残念な死で・・・ご冥福をお祈り致します!

まめ八 [2011年9月29日 18:43]
デコちゃん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
ウチの奥さんはこの女の子と面識があったみたいで、この子が幼稚園の頃、我が家の前が幼稚園バスの送迎所だった事からお爺ちゃんが自転車で送迎している姿を何度も見ているそうです。可愛らしい子だったそうですよ。
デコちゃんのコメントを拝見して、我が意を得たりという気持ちになりました。有難うございます。
人間の生き様って、ドラマや映画のように単純な物ではなく、色々な要素が絡まりあって結果が生じている訳ですよね。そういった深い考察なしに表面的な部分だけを興味半分に報道するマスゴミには軽蔑の念すら持ってしまいます。腹が立つので、今はこの事件についての報道は一切見ないようにしています。
ウチにもコレから難しい年ごろを迎える長女がいますので、親として広い心で受け止めていきたいと思います。
まめ八 [2011年9月29日 18:54]
宮ちゃん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
宮ちゃんが仰る通り、この事件の根本には大人のエゴがあると思います。
子どもがおかしな行動をとったり、学校に行かなくなってしまったら親として心配するのは当然のことです。
ただ、例えそうであったとしても自分の子どもであることには変わりないハズ。。。なぜ、その子の現状を有りのままに受け入れ、時間がかかってもトコトン関わっていこうとしなかったのか。。。この女の子は確かに普通の生活ではなかったかも知れないけれど、何故虐待ともいえる仕打ちをしてまで普通の生活に拘らなければならなかったのか?その焦りの気持ちが冷静な判断力を奪ってしまったのでしょうね。
冷静な判断力さえあれば、悪魔につかれているなんて馬鹿げた言葉に耳を貸すこともなかったでしょうし、こんなインチキ僧侶に頼ることもなかったことでしょう。
このお父さんがもう少し強い心を持っていたなら。。。残念です。