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毎年恒例“どんどや”

2010-01-23 13:02:03 | 歳時記

少し前のことになりますが、1月17日の日曜日に、まめ八の住む地域の“どんどや”がありました。

 

“どんどや”は、しめ縄などのお正月飾りや、前の年に描いた絵や手紙などを持ち寄って焼くという行事で、熊本では毎年、各地で広く行われています。

 

写真のように、近くの小学校の校庭に竹や杉でやぐらが組まれ、そこに近所の人たちが正月飾りなどを持って集まってきます。

 

 

この“どんどや”の楽しみは、竹ざおの先に餅や芋、それにするめ等、いろいろな食べ物をつけて残り火で焼いて食べることです。

今年は、主催者(地元のボランティア)から参加者にパン生地が配布されていました。

 

このように竹ざおの先にアルミホイルで包んだお餅や芋を針金でくくりつけておきます。

 

 

準備が整いました。

 

 

点火です。

 

 

予め灯油が撒いてあるので、“どんどや”は勢い良く燃え上がりました。

竹の弾ける音が辺りに轟きます。

 

 

今年は良く晴れて無風の絶好の“どんどや”日和でした。

ただ、いざという時のために地元消防団の方と消防車が待機していました。

会場となった小学校の校庭では、地元の子ども会のお母さん達がおでんやぜんざい、ホルモン煮込み、カッポ酒等を振舞ってくれます。

まめ八は、午後から外出しなければならなかったので残念ながらカッポ酒は頂く事ができませんでした。

 

やぐらもかなり焼け落ちてきました。

 

 

やぐらは15分位で焼け落ちてしまいました。

 

 

この頃になると、たくさんの人が手に手に食べ物をぶら下げた竹竿を持って集まってきました。

皆さん、消防団の方の“餅を焼いて下さい”の声を今か今かと待っています。

 

 

やっと“OK"がでました。残り火の周りに人垣ができます。

 

 

お餅を焼いているところ。

大人も子どももひたすら餅が焼けるのを待っていました。

 

 

地域のコミュニティーが失われてしまった今日、こうした“どんどや”のような伝統行事を通じて地域全体が楽しみを共有することはとても大切な事だと思います。

“どんどや”を主催される地域のボランティアの方々に心から感謝申し上げたいと思います。

 

そして、この地域で生まれ、育っていく子ども達のためにもこうした伝統行事は続けていってもらいたいと思いました。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

yut666 [2010年1月23日 22:42]
こんばんわ。
どんとや、初めて聞きました。
しめ縄などのお正月飾りを焼くというのは知っていましたが、こちらでは実際には殆どやっていないと思います。

地域の伝統行事や活動は、もっと大切にしていかないと思います。
ゆきchan [2010年1月24日 19:29]
こんばんわ。家に周りではどんと焼きって呼んでました。お天気もよくてよかったですねぇ。
まめ八 [2010年1月25日 18:31]
yut666さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂きまして有難うございます。
また、リコメが遅くなり申し訳ありません。(;^_^A

“どんどや”について、昨年もこのブログでご紹介しましたが、頂いたコメントを見る限りでは関西以西の地域で行われている行事のようですね。
田舎でも地域のコミュニティーが失われつつあります。こうした伝統行事を通じで人々のつながりを維持して行く必要があると思います。

まめ八 [2010年1月25日 18:36]
ゆきchanさん、こんばんわ。
コメントを頂きまして有難うございます。

この日はそんなに寒くは無く、快晴・無風の絶好の“どんどや”日よりでした。
新型インフルエンザなど吹き飛ばすような感じで、たくさんの人たちが集まって楽しい一時を過ごす事が出来ました。
こうした地域の行事って本当にいいものですね。


にーなな [2010年1月30日 16:24]
こんにちは。
どんどや。。この行事は以前テレビ等で見たことがありました。
その時々の伝統行事はやはり良いものですよね。
継続して伝統を伝えていくことは大切だと思います。
まめ八 [2010年1月31日 23:31]
にーななさん、こんばんわ。
たくさんの連続コメント有難うございます。

最近年をとってきたせいでしょうか?
こうした伝統行事の良さを改めて感じているところです。
人間は助け合わないと生きていけない動物ですから、こうした地域の行事を通じて人と人とのつながりを維持していこうと昔の人は考えたのでしょうね。
現代社会は科学技術の進歩によって確かに便利で快適な世の中になっていはいますが、人間自体は数千年前から生物的に全く変わらない訳ですから、こうした古人の知恵を見直して済みやすい社会を再構築して行く必要があるのかもしれません。
おぺ [2010年2月7日 23:20]
こんばんは、おぺです。
どんどやはどんどん焼きの短縮形ということでしょうね。楽しそうです。こういうのが自分の近所にも欲しいですね。
消防団の方の“餅を焼いて下さい”の掛け声も微笑ましいですが、それを待つ竹ヤリ隊のような皆さんの写真が笑えました。
まめ八 [2010年2月8日 19:39]
おぺさん、こんばんわ。
拙い記事に一つ一つ丁寧なコメントを寄せていただき本当に有難うございます。

こちらで“どんどや”と呼んでいる行事は、コメントを頂いた方々が教えて下さっただけでも“どんどやき”“どんどんやき”など色々な呼び名があるみたいですね。

>竹ヤリ隊のような皆さんの写真が笑えました。
お~っ。言われてみればまさにその通りですね。
戦国時代の長槍隊、はたまた、古代ギリシャのファランクスみたいですね。でも、先に付いているのが刃物ではなくてお餅で良かったです。o(^▽^)o