songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

松田聖子さん7~声変わりは、芸能人生の致命傷?~

2007-04-02 23:50:42 | 音楽
声が変わるということが、どれほど歌手にとって死活問題であることか。
何人かの例で思い出してみましょう。

1.フィンガー5
誰でも知っているあの大旋風。でも、裏ではずっと言われていたそうです。「あれはアキラの声が出ている間だから」
そのとおりになったわけで、アキラくんの声変わりとともに、実質的な活動は終わってしまいました。

2.安室奈美江さん
いや、今でも立派なシンガーです。ただ、あの当時の飛ぶ鳥を落とす勢いは、やっぱりあの声に支えられていたところが大きいわけで、「can you celeblate」の頃はかなり苦しかったことは、周知の事実。で、やっぱりあの頃が頂点となってしまった。

3.内田有紀さん
前者と比べてはいけないかもしれませんが、この人ほど、あの勢いが、声変わりと共にピタッと止まってしまった人も珍しい。今は、女優としていい活躍をしていらっしゃいますが。

このあたりは、明らかに声変わりが致命的だった人です。
これに対して、例えばELTなどは、よく持ったほうだと思うし、浜崎あゆみさんなどは、既にデビュー時のみずみずしい声「ではなくなった」時にブレイクしたので、何ともいえません。speedも、あの声が出なくなったことが多少は影響していると考えます。

聖子さんの場合、81年、声が出なくなってきたことは、明らかに歌手生命の危機でした。世間ではアイドルとして絶頂期に上りつつあるときでしたから、たとえ歌の質が落ちていったとしても、ある程度は余力で何とかなっていたかもしれません。でもあのままでは、彼女はきっと、「一過性のアイドル」で終わるはずの人でした。

しかし彼女は、この暗闇の時期を、自力で打開していきました。リアルタイムで聖子さんの音楽を聴いてきた自分にとっては、新たな驚きとの出会いとなりました。

82年、松任谷由実さんの参加、「赤いスイートピー」「渚のバルコニー」「小麦色のマーメイド」3連発と、アルバム「パイナップル」発表です。

詳しくは次回述べますが、転んでもただでは起きない、現在の聖子さんを支える、キャンディーボイスの完成です。

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