キャンディー(Candy)_佐藤亜美菜_柏木由紀_増田有華
ずっと前、「未曾有だけど未曾有じゃない」という内容で、
黒柳徹子さんが歌った「星の流れに」のことを投稿したことがあります。
間もなく震災から2年を迎えます。
復興のための長い長い道のりで、何もできない私ではありますが、テレビなどで映像を見るたび、いろいろ考えさせられます。
戦後間もなくの日本とは違う現在、不幸中の幸いか、音楽の世界では、音楽によって何かができないか、多くの活動が行われています。それだけ日本が豊かになったということかもしれません。いい曲もいっぱいあるようです。
ですが、私には、なんだかどこかが、非常に失礼ながらあざとく思えて仕方がないのです。
そんな時に出会ったのが、上記の動画AKB48の「キャンディー」。
どういうわけか現在、オリジナルで歌っているバージョン(河西智美さん、佐藤亜美菜さん、増田有華さん)の「フルバージョン」が見当たらなかったので、こちらを載せました。
この曲は決して復興支援ソングではありません。
能天気なかわいい女の子の歌のようにも聞こえます。
隠喩法により、ちょっと色っぽい香りも漂わせています。
しかし、音楽的には文句なく非常にハイレベルなこのアイドルソングを聴くうち、(この動画に投稿した内容とかぶりますが)ある時突然、止めどもなく涙が流れてきたのです。
この歌に出てくる主人公の女の子(と言っても社会人であろう)は、能天気に享楽的な刺激を探しているわけではないのだ
本当は、どうしようもない苦しさ、つらさ、むなしさや悲しさで押しつぶされそうになっている
人前では明るくふるまうけど、もう我に返ると耐えることのできないつらさでいっぱいいっぱいなのだ、と解釈した瞬間、堰を切ったように感動の涙が。
「女の子は楽天的」…現実はその反対の自分に言い聞かせている。
幼いころ、自分が泣いていた時、一粒の飴が私を慰めてくれた。
そんな「飴」が、今ほしい。
どうにかすると、くしゃくしゃに泣いてしまいそうな自分を少しでも慰めている「飴」が、今ほしい。
人生、何とかなる、と思わせてくれる瞬間を、どうか私に与えてください。
そういう歌詞なんだ…
それは邪推かもしれませんし、拡大解釈と言われればそれまでかもしれません。しかし、そう受け止めてこの曲を聴くと、なんとはかなく美しく、でも力強く私たちの心にずしんとくさびをさしてくれることか。
まあ作詞家秋元さんもそんなつもりで作ったのではないでしょうし(震災前にできた曲です)、歌っているご本人たちもそんなに重く解釈していたら歌っていられないでしょう。
でも、星の数ほど作られた幾多の復興支援ソングよりも、この曲のほうが、数百倍ずしんと心に響いてくるのです。
こんなメッセージが届くかどうかは甚だ疑問ではありますが、
2年たっても押しつぶされそうな皆さんにこそ、私はこの曲をお届けしたいのです。
ずっと前、「未曾有だけど未曾有じゃない」という内容で、
黒柳徹子さんが歌った「星の流れに」のことを投稿したことがあります。
間もなく震災から2年を迎えます。
復興のための長い長い道のりで、何もできない私ではありますが、テレビなどで映像を見るたび、いろいろ考えさせられます。
戦後間もなくの日本とは違う現在、不幸中の幸いか、音楽の世界では、音楽によって何かができないか、多くの活動が行われています。それだけ日本が豊かになったということかもしれません。いい曲もいっぱいあるようです。
ですが、私には、なんだかどこかが、非常に失礼ながらあざとく思えて仕方がないのです。
そんな時に出会ったのが、上記の動画AKB48の「キャンディー」。
どういうわけか現在、オリジナルで歌っているバージョン(河西智美さん、佐藤亜美菜さん、増田有華さん)の「フルバージョン」が見当たらなかったので、こちらを載せました。
この曲は決して復興支援ソングではありません。
能天気なかわいい女の子の歌のようにも聞こえます。
隠喩法により、ちょっと色っぽい香りも漂わせています。
しかし、音楽的には文句なく非常にハイレベルなこのアイドルソングを聴くうち、(この動画に投稿した内容とかぶりますが)ある時突然、止めどもなく涙が流れてきたのです。
この歌に出てくる主人公の女の子(と言っても社会人であろう)は、能天気に享楽的な刺激を探しているわけではないのだ
本当は、どうしようもない苦しさ、つらさ、むなしさや悲しさで押しつぶされそうになっている
人前では明るくふるまうけど、もう我に返ると耐えることのできないつらさでいっぱいいっぱいなのだ、と解釈した瞬間、堰を切ったように感動の涙が。
「女の子は楽天的」…現実はその反対の自分に言い聞かせている。
幼いころ、自分が泣いていた時、一粒の飴が私を慰めてくれた。
そんな「飴」が、今ほしい。
どうにかすると、くしゃくしゃに泣いてしまいそうな自分を少しでも慰めている「飴」が、今ほしい。
人生、何とかなる、と思わせてくれる瞬間を、どうか私に与えてください。
そういう歌詞なんだ…
それは邪推かもしれませんし、拡大解釈と言われればそれまでかもしれません。しかし、そう受け止めてこの曲を聴くと、なんとはかなく美しく、でも力強く私たちの心にずしんとくさびをさしてくれることか。
まあ作詞家秋元さんもそんなつもりで作ったのではないでしょうし(震災前にできた曲です)、歌っているご本人たちもそんなに重く解釈していたら歌っていられないでしょう。
でも、星の数ほど作られた幾多の復興支援ソングよりも、この曲のほうが、数百倍ずしんと心に響いてくるのです。
こんなメッセージが届くかどうかは甚だ疑問ではありますが、
2年たっても押しつぶされそうな皆さんにこそ、私はこの曲をお届けしたいのです。