つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

Tsulezuletter 七

2012-02-12 | インポート
あだし野の露が消ゆることもなく、鳥部山に立つ煙が消えもせずに、人の命が常住不断のものであったならば、物のあわれというものもありそうもない。人の世は無常なのがけっこうなのである。

生命のあるものを見るのに人間ほど長いのはない。かげろうの夕べを待つばかりなのや、夏の蝉の春や秋を知らないのさえもあるのである。よくよく一年を暮らしてみただけでも、この上もなく、悠久である!

飽かず惜しいと思ったら千年を過ごしたところで一夜の夢の心地であろう。いつまでも住み果たせられぬ世の中に、見にくい姿になるのを待ち得ても、何の足しにもなろうか。長生きすれば恥が多いだけのものである。せいぜい40に足らぬほどで死ぬのがころ合いでもあろうか。

その時期を過ぎてしまったら、容貌を恥じる心もなく、ただ社会の表面に出しゃばることばかり考え、夕日の落ちてゆくのを見ては子孫の可愛さに、ますます栄えてゆく日に会おうと生命の欲望をたくましくして、いちずに世情を貪る心ばかりが深くなって、美しい感情も忘れがちになってゆきそうなのかあさましい。


@Masa
    一年て長いなぁ(最近は短く感じるけど)。
    生き恥をさらす...じゃないけど、それにしても40とは...。
    今の世なら相当クレームの来そうなツイートだ。


        Masa...



Tsulezuletter 序

2012-02-12 | インポート
中高生の頃に勉強して以来、身近にいなかった吉田兼好著の「徒然草」。

ひょんなことから目に留まり改めて読んで見た。といっても、原作ではなく佐藤春夫さんの現代語訳でだが。

本の中の一節が目に触れた瞬間目が離せなくなった。きっと現代語だったからこそ目に着いたのだろう。つまり、読めた、というナニで....。

原語でかかれていたらどうであったか....。

奇しくも数日前にインターネットでお経の現代語訳、それも「コレはブルースか」と思わせるような訳し方のものを見たり、さらに前には花伝書を読んだりしていて、しかも、目に着いた文章は音楽関連の内容だったこともあり、興味がひかれたんだね。

こういうのを「流れ」というか、「呼ばれた」とかいうのかもしれないが、そこは深入りせず楽~に解釈して、偶然ということで....。

読み進めるごとに思ったのは、実にマイペースに好き勝手なことを書いているなぁ、ということ。

読者を意識して書いてはいるが、なんとテーマの乱雑なことよ。こりゃあ現代でいう所の「ツイッター」ではなかろか~。と思ったら急に身近に思えてきました。

そ・ん・な、吉田くんが書いたツイート集「徒然草」の中から個人的にツボだったツイートを徒然なるままにリツイートしたいと思います。


     Masa...