*両神山山頂にて
G.W.最後の日に埼玉の名峰『両神山』に登った。
ここに書いたことはなかったが、私は登山が大好き。
生活の中心は山、というのは大げさだが、
山のことをベースに考えて生活しているし、今後もそうだ。
前日急遽計画した。山小屋泊も考えたが、東京から近いので日帰りを選択。
普段から「遅寝遅起き」が板についている私は早起きをしなければならなかったが、
朝5時半に起床。6時半に出発。登山口までの交通手段はバイク。
近いと思っていたが意外や意外、かなり遠かった。
自宅の練馬から新青梅街道→所沢街道を通り、
所沢、そして飯能までは順調にやってきたし、時間も予定通りだった。
朝早いせいか道は空いている。
しかしここから秩父までが遠かった。国道299号はなァ~にもない道。
でも高麗川沿いの風景はなかなか気持ちがよかった。
秩父以降も遠かったが、山が近づくにつれ気分が高揚したので早く着いた気がする。
途中コンビニでお昼ご飯を買い、登山口着は9時半。10時から登頂開始!
私の登山はたいてい登山地図に記載されているコース標準タイムの70%
の時間で行程を走破する。走るわけではないが。
今回は標準が約6時間。ということは約4時間半ということだ。
「目標タイム」ではない。目標を設けると無理をし、思わぬ事態を招くこともあり得るからだ。
山は街ではない。自然の中へ、しかも高度のあるところへ行くのだから天気予報もあてにならない。
何もかもが「非日常の世界」。万全の準備をして、相当の“緊張感”をもって臨む必要がある。
今回は首都圏の山で、しかもG.W.ということでたくさんの登山者がおり、遭難の危険はなかったが、
丸一日歩き通して、一人の登山者にも会わないということもある。
この日は登山口の駐車スペースは車がいっぱい(といってもたいして広くはない)。
ここまで両神村営のバスも運行されており、車の数と合わせて見積もって今日の入山者は約100人ってとこか。
ということはあまり多くないね…。別の登山口もあるが、
メインルートはこちら。
こちらというのは両神村の「日向大谷」である。
両神山(1723m)は奥秩父の代表的な「日本百名山」である。
山頂の地籍は埼玉県秩父郡両神村、大滝村、小鹿野町の境にあり、
「秩父多摩甲斐国立公園」の北端である。
東京近郊の山では珍しく岩骨がむき出しになった鋸歯状の山。
東京から近いうえに鎖場があり、刺激も多く、
ビギナーにも親しみやすい山だ。登山ガイドなどを見ると
「山小屋一泊二日」が標準的な山行プランだが、
私のような超健脚者でなくとも「日帰り」が“当然”の山だろう。
しかし無理するくらいなら山小屋泊!
しばらくは沢沿いを登る。ただこの山、層状チャートという硬い岩石でできており、
隆起後の侵食で骨格だけが残ったもので、道は岩を砕いた状態。つまり歩きづらいのだ。
しかも道は終始樹林帯の中で、山頂付近に出るまで眺望も悪い。
両神山は『信仰の山』なので御堂や御地蔵様、石碑がいっぱいある。
この際これらを楽しむことにしよう。
私の場合1時間ちょっとで中腹の清滝小屋に着いた。ここで標高約1200m。
ログハウス風の洒落た小屋。平成元年に焼失したが、その後新築された。
この小屋は「村営」のため、一泊二食付で5000円という山小屋にしては破格の安さ。
しかも綺麗!
小屋からはさらに急登となる。産泰尾根に出ると木梯子や鎖場が出現。緊張感が高まるが、意外に呆気ないものだった。
しばらくして両神神社本社。山犬の「大口真神」も座している。
登山の無事を祈願して10円を賽銭箱へ。
主稜線へ出ると山頂付近がちらちらと見えてくる。
この辺りの鎖場で50歳過ぎくらいのご夫婦に会った。
登山者に会うと私はいつも積極的に自分から快活に挨拶をするが、
このときはご主人のほうから挨拶され、話しかけてきた。
聞けば朝7時に登り始めたという。私は10時過ぎ。
おしゃべり好きで最近登った山や自分は高所恐怖症であることなどをとうとうと喋った。
私は鎖に手をかけたまま彼の話に耳を傾け、終いには生意気にも鎖場の登り方もレクチャーしてあげた。
数m先で奥さんが苦笑いしていた。彼らを追い抜き、稜線を進むと、頂上直下の最後の鎖場が登場。
鎖場は交互通行ができないので、下りてくる数名を待ち、そして山頂へ。
1時前に着いた。登り約2時間半。ちなみにガイドブックによる標準タイムは3時間半。
G.W.最後の日に埼玉の名峰『両神山』に登った。
ここに書いたことはなかったが、私は登山が大好き。
生活の中心は山、というのは大げさだが、
山のことをベースに考えて生活しているし、今後もそうだ。
前日急遽計画した。山小屋泊も考えたが、東京から近いので日帰りを選択。
普段から「遅寝遅起き」が板についている私は早起きをしなければならなかったが、
朝5時半に起床。6時半に出発。登山口までの交通手段はバイク。
近いと思っていたが意外や意外、かなり遠かった。
自宅の練馬から新青梅街道→所沢街道を通り、
所沢、そして飯能までは順調にやってきたし、時間も予定通りだった。
朝早いせいか道は空いている。
しかしここから秩父までが遠かった。国道299号はなァ~にもない道。
でも高麗川沿いの風景はなかなか気持ちがよかった。
秩父以降も遠かったが、山が近づくにつれ気分が高揚したので早く着いた気がする。
途中コンビニでお昼ご飯を買い、登山口着は9時半。10時から登頂開始!
私の登山はたいてい登山地図に記載されているコース標準タイムの70%
の時間で行程を走破する。走るわけではないが。
今回は標準が約6時間。ということは約4時間半ということだ。
「目標タイム」ではない。目標を設けると無理をし、思わぬ事態を招くこともあり得るからだ。
山は街ではない。自然の中へ、しかも高度のあるところへ行くのだから天気予報もあてにならない。
何もかもが「非日常の世界」。万全の準備をして、相当の“緊張感”をもって臨む必要がある。
今回は首都圏の山で、しかもG.W.ということでたくさんの登山者がおり、遭難の危険はなかったが、
丸一日歩き通して、一人の登山者にも会わないということもある。
この日は登山口の駐車スペースは車がいっぱい(といってもたいして広くはない)。
ここまで両神村営のバスも運行されており、車の数と合わせて見積もって今日の入山者は約100人ってとこか。
ということはあまり多くないね…。別の登山口もあるが、
メインルートはこちら。
こちらというのは両神村の「日向大谷」である。
両神山(1723m)は奥秩父の代表的な「日本百名山」である。
山頂の地籍は埼玉県秩父郡両神村、大滝村、小鹿野町の境にあり、
「秩父多摩甲斐国立公園」の北端である。
東京近郊の山では珍しく岩骨がむき出しになった鋸歯状の山。
東京から近いうえに鎖場があり、刺激も多く、
ビギナーにも親しみやすい山だ。登山ガイドなどを見ると
「山小屋一泊二日」が標準的な山行プランだが、
私のような超健脚者でなくとも「日帰り」が“当然”の山だろう。
しかし無理するくらいなら山小屋泊!
しばらくは沢沿いを登る。ただこの山、層状チャートという硬い岩石でできており、
隆起後の侵食で骨格だけが残ったもので、道は岩を砕いた状態。つまり歩きづらいのだ。
しかも道は終始樹林帯の中で、山頂付近に出るまで眺望も悪い。
両神山は『信仰の山』なので御堂や御地蔵様、石碑がいっぱいある。
この際これらを楽しむことにしよう。
私の場合1時間ちょっとで中腹の清滝小屋に着いた。ここで標高約1200m。
ログハウス風の洒落た小屋。平成元年に焼失したが、その後新築された。
この小屋は「村営」のため、一泊二食付で5000円という山小屋にしては破格の安さ。
しかも綺麗!
小屋からはさらに急登となる。産泰尾根に出ると木梯子や鎖場が出現。緊張感が高まるが、意外に呆気ないものだった。
しばらくして両神神社本社。山犬の「大口真神」も座している。
登山の無事を祈願して10円を賽銭箱へ。
主稜線へ出ると山頂付近がちらちらと見えてくる。
この辺りの鎖場で50歳過ぎくらいのご夫婦に会った。
登山者に会うと私はいつも積極的に自分から快活に挨拶をするが、
このときはご主人のほうから挨拶され、話しかけてきた。
聞けば朝7時に登り始めたという。私は10時過ぎ。
おしゃべり好きで最近登った山や自分は高所恐怖症であることなどをとうとうと喋った。
私は鎖に手をかけたまま彼の話に耳を傾け、終いには生意気にも鎖場の登り方もレクチャーしてあげた。
数m先で奥さんが苦笑いしていた。彼らを追い抜き、稜線を進むと、頂上直下の最後の鎖場が登場。
鎖場は交互通行ができないので、下りてくる数名を待ち、そして山頂へ。
1時前に着いた。登り約2時間半。ちなみにガイドブックによる標準タイムは3時間半。