※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

ぼくの仲間たち(最強登山靴たち)

2008年08月03日 | 山【mountain&climbing】
オールスターキャスト勢揃い♪まだまだ増える予定!


 二年ほど前に紹介したが、多少のメンバーの入れ替えがあったので
今日は再び、“ぼくの仲間たち”を紹介します
二年前のブログからコピーしてきた文章ばかりだけどね…。
実は昨年、長年使用し、ほとんどの僕の山行を共にしてきた
「サロモン」の靴が壊れ、引退させてしまった。
この靴を使用してきた数年間、僕の登山の技術・知識は向上し、
いくつかの靴を購入し、使用してきたが、
サロモンが無くなり、代わりの靴が必要になった。
そして買ったのが2.だった。
しかし、靴としては大変素晴らしく、完成度も高いのだが、
微妙に僕の足に合わず、やや小さいのだ。
といってもそれは僕が悪く、店で買うとき散々迷って買ったが、
単にそのサイズ選択を誤ったのだ。
何度か使用してきたが、指が痛くなるので、
また代わりの靴を探しており、そして手に入れたのが1.である



1.hanwag(ハンワグ) 「マウンテンライト」
輸入代理店:(有)タカダ貿易 定価:¥39,375(税込)
スリーシーズン縦走用(一般仕様) 重さ:約750g(片足)
2008年7月購入
 写真真ん中左の靴。最近加わったメンバー
グレーというかちょっとモスグリーン調の色で、
カットの高い靴。
現在の「マイ・ベスト・シューズ」
幅が広過ぎず、狭過ぎず、ちょうどよい。
たいていの人は靴選びで「幅」を一番気にするし、僕もそう。
この靴は本当にピッタリだった♪
現代の登山ではこのクラスの靴は「準重登山靴」に属してもおかしくないが、
僕にとっては程度が一番軽い靴だし、
ハイキング程度でもこの靴がよい。
ベストシューズである所以は、
ハイキングから夏のテント泊縦走にもちょうどよいから。
まだ、先々週の「大台ケ原山」、先週の「後山」
登山でしか使用していないが、
僕が履いてきたなかで最高の一足であることを実感した
完全防水透湿のGORE-TEXブーティー使用。
ソールは“天下”のvibram(ビブラム)
1921年に生まれた伝統あるドイツの登山靴専門メーカー、
hanwag(ハンワグ)製。


2.Kayland(ケイランド) 「*モデル名不明」
輸入代理店:(株)ハミックス 定価:約¥40,000
スリーシーズン縦走用(ヘビー仕様、準冬期対応) 重さ:約730g(片足)
2007年1月購入
 写真真ん中の段右のグリーンで、黄色のアクセントのある靴。
サイズを失敗した痛恨の一足
それさえしなければこれがベストシューズになっていた。
本当にこの靴には申し訳ないことをした。
指が痛くなるのは毎回ではないが、一日5時間以上の山行だと
間違いなく痛くなる。
セミワンタッチアイゼンも装着可能で、この軽さの靴はなかなかない!
万能で最高の靴なのだが…。
防水透湿素材EVENT使用。
ソールはこれもvibram(ビブラム)
1994年誕生の新しいイタリアの登山靴メーカー、
Kayland(ケイランド)製。


3.GARMONT(ガルモント) 「ピナクル」
輸入代理店:(株)キャラバン 定価:約¥40,000
スリーシーズン縦走用(ヘビー仕様、準冬期対応) 重さ:950g(片足)
2005年9月購入。
 写真奥左の黒に黄色の紐とソールがアクセントの靴。
 これは前出の靴に比べるとかなり重い。
用途としては①積雪があるかもしれない山、
あるいは②荷物が20kgを超える山行、にはよい靴だ。
①について、重い靴はキックステップで雪を蹴り込むのに適しており
積雪が少なく、普通の歩き方をしていては転倒したり歩きづらさを
感じるが、アイゼンを着けるほどではないといった山行によい。
また、硬いこともキックステップには適している。
②について、柔らかい靴は重い荷物を背負ったとき、
足首に負担がかかり(筋力を要する)、長時間歩くと疲労がそこに蓄積する。 
その点硬い靴はその硬さで荷物の重さを受け止めてくれるので多少楽だ。
ただし、僕個人的には1.の靴を大変気に入っており、筋力もあるので
荷物が20kgを超える長期縦走(3泊以上)でも、
積雪がないなら1.を使う。
 これも内部はGORE-TEXブーティー
ソールはのvibram(ビブラム)
イタリアの登山靴の聖地、モンテベルーナの
GARMONT(ガルモント)製。


4.SALOMON(サロモン) 「プロアイス」
輸入代理店:アメアスポーツジャパン(株) 定価:¥39,900(税込) 
アイスクライミングおよび冬期縦走用 重さ:980g(片足)
2006年1月購入。
 写真右端の黒とオレンジの派手なツートンカラーの靴。
 これは僕が所有している登山靴の中で一番ハードな仕様になっている。
メーカーは「アイスクライミング」の“プロ仕様”と謳っており、
僕には少々手に余る代物だ。
しかしこの靴の魅力はこの類いの仕様の中では抜群の軽さ
そしてSALOMONの靴は比較的そうなので有り難いが、安価であるということ。
この靴が最も得意とする分野はアイスクライミング
しかし、アイスクライミングをする場所までは飛行機でひょいと
連れて行ってくれるわけではない。
その場所までは雪や氷の山を歩いていかねばならない。
それに氷壁を登ってからも稜線上のハードな冬期縦走が待っているかもしれない。
そういうシチュエーションにも対応している。
写真には写っていないが、黒いプラスチックのプレートが付属されており、
足の甲の部分、つまり靴紐を通して交差している部分の下に
装着できるようになっている。
これを装着すると足の甲からつま先にかけて“固まり”、
垂直の氷壁で縦爪のアイゼンを氷に蹴り込みやすくなるのだ。
こういうアイスクライミング用の武器も装備している。
 内部にThinsulate(シンサレート)という薄くて軽い保温材が使われている。
ソールはSALOMON contagrip
メーカーはスキーなどでもおなじみのSALOMON(サロモン)


5.NEPA(ネパ) 「アント・ベルクロ」
輸入代理店:(株)マジックマウンテン 定価¥10,290(税込)
フリークライミング用 重さ:210g(片足)
2006年1月購入。
 写真手前右の黄色い小さい靴。
 フリークライミングは知っていてもその用具についてはあまり…
という方は多いだろう。
靴だけではなくいくつかの用具を必要とする場合もあるのだが、
詳しくない方のために簡単に靴について解説すると
これは履いて歩くと痛いくらい小さい靴がちょうどよい。
立てないくらい痛い靴は小さすぎ、片手を添えてスポッと入る靴は大きすぎ、
それがクライミングシューズを選ぶポイントだ。
というのも、岩場でもクライミングジムでも、小さな微妙な
出っ張りを足がかりとして次のホールドへ向かわねばならず、
そのためにはその一点に力を集中させられるような作りが靴には要求される。
バレエダンサーのトゥシューズと同じように考えていただければよい。
なお僕の足のサイズはたいてい25.5cm、たまに25cm、
これが通常の靴(登山靴もそう)のサイズだが
このクライミングシューズは24.5cm!!
つまり2サイズ小さい(0.5cm刻みなので)靴を選んでいるのだ。
そしてそれがクライミングシューズの選び方の標準である。
今回は僕の足と比べた写真を掲載していないが、
この靴は僕の足よりも小さいのだ!!
くどいようだが、それが標準。
そうでないと細かいムーヴはこなせない。
当然つま先はギュッと内側に丸め込む形で靴に納まっており
15分くらい履いていると痛くなる。でもそれが標準!!
ま、僕もフリークライミングは素人同然なんだけどね♪
 メーカーはイタリアのNEPA(ネパ)


6.FIVE TEN(ファイブ・テン) 「モカシム・オンサイト」
輸入代理店:(株)キャラバン 定価¥14,175(税込)
フリークライミング用 重さ:257g(片足)
2007年3月購入。
 写真手前左の赤い小さい靴。
 4.はクライミングシューズとしては驚きの柔らかさと履きやすさが魅力だが、
それゆえ、やはり「初心者向け」の感は否めない。
しかもソールも柔らかく、フリクションがあまりよくない(効かない)。
つまり、引っ掛かりが弱い。
そこで自身のクライミングのレベルアップのために
ついにクライミングシューズの王道、天下の「ファイブ・テン」の靴に手を出した!
ソールは多くのクライマーたちから絶大な信頼を得る
「ステルスC4」!!
クライミングの聖地、アメリカのヨセミテで誕生した
FIVE TEN(ファイブ・テン)製。
ファイブ・テンは「5.10」と表記し、
クライミングのグレードの高さを表す。
「いつかのこのグレードをオンサイトしたいねぇ♪」
なんて言うと、わかる人はわかる
ちなみにクライミングシューズなんて重さは関係ない。

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