※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

タイ人襲来!(ユットさん現る)vol.1

2002年04月02日 | 文化・生活【culture&life】
 一昨日、弟が東京へやってきた。彼は某製紙会社の社員で、
3年ほど前から転勤でタイへ赴任している。
今回は出張で福島へ来て、タイへの帰路の途中、東京に立ち寄ったのだ。
彼の傍らにはタイ人の「ユットさん」が立っていた。
今回弟と一緒に出張した会社の同僚らしい。
サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズ似の彼。
人懐っこい笑顔に安心。

 我々は御徒町で待ち合わせ、早速昼食に向かった。
私は以前東京に遊びに来た両親を連れて行った、
もんじゃ・お好み焼き屋「てんこ森」へ行った。
私と弟は四国の愛媛出身。
弟は東京に住んだ経験がなく、もんじゃも初体験。
ましてやユットさんは言わずもがなである。
やはり“お上りさん”や外国人には
御江戸のtraditinal foodをご馳走せにゃ!

 この店にはベテラン(もんじゃを焼くことに関して)のオバさん店員がおり、
以前私が来店した際は、オバさんが「食べ方わかります?」と聞くので、
両親と一緒だった私は「わかりませェ~ん」と答えた。
すると彼女は手際よく解説を加えながら
もんじゃを一玉、目の前で焼いてくれたのだ。
であるからして今回も彼女に甘えて、「日本の伝統芸」を
ユットさんに見せてあげようと思っていたのだ。
しかし、注文を取りに来た店員は東南アジア系のアルバイト風の女性店員。
「ゴッチューモンハ?」
と聞く。ありゃりゃ?
おまけに隣りのテーブルには欧米人(白人)の4人組が座り、
何処からともなくやってきたオバさん店員は彼らに係りっきり。
かくしてユットさんに伝統芸を披露する役目は、
もんじゃ経験1~2回の私が担うことになったのである。

 お好み焼きは何度も焼いたことがあるので、
もんじゃはその要領で水分が多いことを考慮し、
一玉を2回くらいにわけて焼いたほうがよい。そう考え、早速一玉目を焼く。
かなり一生懸命の私。
なすすべもなくそれを見守る二人。彼らを気遣い、
なんとか会話もしなければ、と思うのだが、
手と口と頭は上手く連動してくれないものだ。
なんとか一玉目を焼き終える頃、
弟は合わせて注文していたお好み焼きを焼き始めていた。
もんじゃは二玉注文しており、もう一玉はユットさんにも手伝ってもらった。
二玉目には彼に伝統芸への参加を要請する
余裕も出てきていたのだ。
私は得意満面で「土手」の作り方までレクチャーした。

 さあ、いよいよ食べるぞ!
そのとき、私が危惧していた出来事が起こったのである。

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