*吸い込まれそうな北穂沢。この写真を撮った直後表層雪崩に巻き込まれた。
後立山連峰縦走から帰ってきたが、
なんとまだ5月の“雪山”編を書き終えていなかった。
早く書こう。
翌5月10日、やや雲は多いが日差しは強い。快晴!
朝も北穂の山頂から数枚写真を撮り、
8時前にのんびりと下山を開始した。
すっかり真昼のような日差しだが、
まだ朝なので昨日登ったときより雪は硬く歩きやすい。
登る際苦労した分、下りは楽をしてやろう。
よっしゃ、シリセードぢゃー!!
20~30m滑っては止まり、滑っては止まるの繰り返し。
時々スピードがつき過ぎたので、
滑落停止姿勢で止まるという練習もできた。
“滑り”始めて10分も経っていない頃、
「サラサラサラ…」という昨日聞いた音が背後から。
んん?!どっひゃー、表層雪崩だがやぁーっ!!
対応する間もなく、一気に呑まれてしまった。
どうする、雪崩★マン?!
このまま雪のモンスターに食べられてしまうのか?
あれっ?ちょっと楽しいじゃん
表層雪崩は小規模で、それに“乗って”シリセードできるほどだった。
もちろん注意を要することには間違いないが
僕の身体を“持って行く”ほどの威力は無く、
雪崩に抗して立つことも可能なほどだった。
涸沢まで登りは3時間半かかったが、
下りはなんと45分で着いてしまった!
この時間的なアドバンテージを活かして
昼前には上高地へ戻り、
「上高地温泉ホテル」で長湯してしまった♪
「山に登る」という行為自体の非日常性に惹かれるから
“僕ら”は山に登る。
下界では日差しの強さが増し、街には半袖姿の人々が目立つ時期、
10mを超す積雪の山へ行くという行為は
日本で僕たちが手軽に味わえる究極の非日常であろう。
その意味で僕はこの三日間興奮しっ放しだった!
夕方、日に焼けた腕や顔にほてりやら痛みやらを感じながら
職場への土産を買うために僕は松本駅の土産物売り場にいた。
これから「あずさ」に乗り東京へ向かう。
数時間後にはもう自宅に着いているはずだ。
そして明日は仕事。
そう!非日常を感じるための日常が始まるのだ。
ほんのちょっとブルーな気分になった。
僕は再び土産物に目を転じ、職場の人たち一人一人の顔を思い浮かべた。
うーん、やっぱ和菓子がいいかな……。
後立山連峰縦走から帰ってきたが、
なんとまだ5月の“雪山”編を書き終えていなかった。
早く書こう。
翌5月10日、やや雲は多いが日差しは強い。快晴!
朝も北穂の山頂から数枚写真を撮り、
8時前にのんびりと下山を開始した。
すっかり真昼のような日差しだが、
まだ朝なので昨日登ったときより雪は硬く歩きやすい。
登る際苦労した分、下りは楽をしてやろう。
よっしゃ、シリセードぢゃー!!
20~30m滑っては止まり、滑っては止まるの繰り返し。
時々スピードがつき過ぎたので、
滑落停止姿勢で止まるという練習もできた。
“滑り”始めて10分も経っていない頃、
「サラサラサラ…」という昨日聞いた音が背後から。
んん?!どっひゃー、表層雪崩だがやぁーっ!!
対応する間もなく、一気に呑まれてしまった。
どうする、雪崩★マン?!
このまま雪のモンスターに食べられてしまうのか?
あれっ?ちょっと楽しいじゃん
表層雪崩は小規模で、それに“乗って”シリセードできるほどだった。
もちろん注意を要することには間違いないが
僕の身体を“持って行く”ほどの威力は無く、
雪崩に抗して立つことも可能なほどだった。
涸沢まで登りは3時間半かかったが、
下りはなんと45分で着いてしまった!
この時間的なアドバンテージを活かして
昼前には上高地へ戻り、
「上高地温泉ホテル」で長湯してしまった♪
「山に登る」という行為自体の非日常性に惹かれるから
“僕ら”は山に登る。
下界では日差しの強さが増し、街には半袖姿の人々が目立つ時期、
10mを超す積雪の山へ行くという行為は
日本で僕たちが手軽に味わえる究極の非日常であろう。
その意味で僕はこの三日間興奮しっ放しだった!
夕方、日に焼けた腕や顔にほてりやら痛みやらを感じながら
職場への土産を買うために僕は松本駅の土産物売り場にいた。
これから「あずさ」に乗り東京へ向かう。
数時間後にはもう自宅に着いているはずだ。
そして明日は仕事。
そう!非日常を感じるための日常が始まるのだ。
ほんのちょっとブルーな気分になった。
僕は再び土産物に目を転じ、職場の人たち一人一人の顔を思い浮かべた。
うーん、やっぱ和菓子がいいかな……。