こちらも、「人間になりたがった猫」同様に、はまってしまったようです。
注目は、今回マコの母を演じているあべ ゆきさんです。
あべさんは以前から気になっていたのですが、5月の「南十字星」でアンサンブルでしたが存在感を強く感じられ、阿久津さんや秋さん以上に見入ってしまいました。
それだけに、今回マコの母と言うことで、シーンは少ないものの、ソロパートもあるので楽しみにしていました。
娘との生活の楽しさから、慟哭。
1日だけピコと入れ替わり自分の元に戻った娘との時間を守ろうとする、悲痛な叫び。
あべさん1人に、涙が溢れてきます。
幕間や、終演後に「マコのお母さん、凄く良かった」という声を聴くことができ、思わず嬉しくなってきます。
終演後のお見送りの笑顔も、とても素敵です。
今回、マコが先週までの土居さんから吉田さんに変わり、こちらも注目してみました。
吉田さんは、サウンドの東京(初演)・大阪、昨年のジーザス・クライスト=スーパースターとでかなり観ているのですが、どうも印象がなく、意識をしてみるのは今回が初めてです。
夢から醒めた夢の全国公演でもマコを演じていたとのことで、1幕での印象は声も出ていて、表情も硬さが無く良い感じでした。
2幕では、ちょっと歌声がブレる感じもありましたが、先週までの土居さんと比較すると吉田さんの方が良いかなと言う感じです。
あべさんの母親が娘を思う気持ちをドンと出してくれるだけに、マコも同じくらい母にもピコにもぶつけなくてはならないので、大変だとは思いますが頑張って欲しいです。
「人間になりたがった猫」で川原さんのスワガードの存在感の強さを感じさせられましたが、同じ川原さんが演じていたデビルを引き継いだ野中さんもさすがですね。
最初は硬さというか、川原さんのイメージに物足りなさのようなものもあったのですが、回数を重ねる毎に観客を引きつけてくれます。
大空クンのメソも、役にぴったりのイメージでとても良いです。
霊界に来たピコを迎える山口さんの老人も、温厚な人柄が出ていてピコとの会話はお気に入りのシーンです。
佐和さんの老婦人は、「南十字星」の原田春子をイメージさせるところもありますが、穏やかな物腰と表情が素敵です。
夢の配達人の荒川さんは、意外にも初見です。
先週までの道口さんはオープニングでは上手3列辺りで語り、舞台に上がっていきましたが、荒川さんは最前列の中央辺りまで移動しながら舞台に上がっていったので、ちょっとびっくりしました。
このあたりは、俳優さんによって自由なんでしょうか?
もう1人気になっているのが、子供たちの1人でアジアの子供を演じている石井亜早実さん。
本編中、一番いろいろな表情を見せてくれます。
それ以上に、ロビパフォでの小人のパフォーマンスで見せる表情が、「赤毛のアン」のジョシー・パイ同様にとっても可愛いです。
終演後のお見送りは、だんだん時間が短めになっているようです。
観客が多いこともあるのでしょうが、途中から劇場スタッフが俳優さんを誘導してしまいます。
開演前のパフォーマンスもあり、俳優さん達の負担も考えるとやむを得ないのでしょうね。
マコの母って、ロビパフォではどのキャラクターに扮しているんでしょうね?
どなたか、ご存知無いですか?
こちらも、千秋楽までに足を運びそうです。
ピコ : 岡村美南 マコ : 吉田千恵 マコの母 : あべゆき メソ : 大空卓鵬 デビル : 野中万寿夫 エンジェル : 有賀光一 ヤクザ : 金久 烈 暴走族 : 坂本 剛 部長 : 菊池 正 老人 : 山口嘉三 老婦人 : 佐和由梨 夢の配達人 : 荒川 務 | |
【男性アンサンブル】 川野 翔 一色龍次郎 佐野隼平 前田員範 野口雅史 練子隼人 政所和行 |
【女性アンサンブル】 大橋里砂 濱田恵里子 岸田実保 豊永晴加 蒼井 蘭 小澤真琴 森田真代 平井佑季 石井亜早実 志賀ひかる 守山ちひろ |