My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

FMサウンド★クルーズ ~百々義則さん

2012年12月11日 13時03分00秒 | ラジオ番組

今月は百々さんをゲストに迎え、美女と野獣を中心のトークです。
1曲目は、美女と野獣より「人間になりたい」。
東京都出身で、入団前からミュージカルやバレエ公演に出演されていたそうです。
1997年、美女と野獣のアンサンブルが、四季の初舞台だったそうです。

大学の経済学部を卒業して、一度は大手メーカーに就職したそうです。
そんな百々さんがミュジカルやバレエを始めたのは、幼少の頃から母親の影響で音楽会やバレエを観ていたりする機会が多く、漠然とした興味はあったそうです。
大学自体にアメリカを観光した時に、ブロードウェイで観た舞台で男性が踊る事の格好良さに衝撃を受け、帰国後ジャズダンスを始めたそうです。
性格的に飽きてしまうかと思ったところ、何も出来ない自分に奮起していたところハマってしまったそうです。
ただ、ダンスでは生活が出来ないとの事で就職をしたものの、違和感を感じて3年が増したものの退職。
テレビのバックダンサーをやったこともあるそうです。
ジャズダンスの先生から「本格的にやるならば、バレエをやる必要性がある」と言われ、バレエを始めたのが25~26歳の頃だそうです。
バレエが踊れるようになると、ジャズダンスよりも仕事が多いバレエで、生活ができるようになったそうです。
スリムな体なのでバレエのタイツが似合いそうだとのキャスターの言葉に、百々さんからは「細身の体がコンプレックス」になっているそうです。
人ぞれぞれ、悩みはあるものですね。
友人から四季で男性バレエダンサーを募集している事を知り、オーディションを受けたのが入団のきっかけだそうです。
当初は3年持てば程度だったのが、気付けば16年も在籍しているとおっしゃっていました。
未経験の声楽には、誰に何を聞いてい良いかも判らず、苦労したそうです。
ルミエールの話になり、燭台としての苦労話が。
片手に2kgほどの荷重があり、常に両手を上げていなくてはならず、初めは大変だったそうです。
難しいシーンは無いものの、感情の起伏が激しいのでリアルに表現していけるように演じるのが難しかったそうです。
体が物に変わっていくので、自由にならない体を表現していくのが難しいそうです。

2曲目は、「ビー アワ ゲスト」。
キャッツに2000回弱くらい、ルミエールは1200回を超えているそうです。
同じ役を繰り返すので、台詞を習慣で話のではなく、常に相手の台詞に集中しながら「意志のある言葉を伝える事」から外れないよう努めているそうです。
ルミエールで転倒した事が有るそうですが、手を着く事ができないため咄嗟に体を捻って側面で転がった毎が一度だけあったそうです。
両手が使えないため、汗を拭く事も水を飲む事も、ドアを開ける事も出来ず、周囲のアシストしてもらっているそうです。
百々さんから見た美女と野獣の魅力は、個性豊かなキャラクターとディズニーが忠実に再現した舞台だそうです。

3曲目は、桃次郎の冒険から「すももも、桃も、桃のうち」。(この表記で合っているのかな?)
ここから、トークは2004年に出演した、桃次郎の冒険の話に。
2004年は猿を、今年は犬を演じたそうです。
人間以外の役を演じるにあたり、それぞれの生き物の特徴を掴みリアルに演じる事を努めているそうです。
大人と違い、芝居の良否が直ぐに現れる子どもたちの前での演技は大変だそうです。

4曲目は、同じく桃次郎の冒険から「トリオのサンバ」。
ライオンキングのアンサンブルに出演した頃の話として、長く演じにあたり体調管理と合わせて、パペットをいかにリアルな動物に見せるための操作・研究が大変だったそうです。

趣味は、プラモデル作りだそうです。
最近は作る時間がないそうですが、飛行機が好きで、空港で実機を観て参考にしているそうです。
バンドでベースを弾いていたことがあるそうで、ジャズやフュージョン系がお好きだそうです。
「一番印象に残っている舞台は?」の問いに、「小学生から習っていたギターで小学校6年生頃に参加した発表会」の話をされました。
弾き始めて直ぐに、頭の中が真っ白になってしまったそうです。
何度か弾き直しをしたそうですが、本番舞台の怖さを知ったそうです。
ちなみに、流れた曲の出演時期を覚えているそうです。
役を深めていくため、歌い方や台詞の語り方が変わるため判るそうです。

視聴者からの「今後演じてみたい役は?」の質問に、『今までルミエールやスキンブルのように明るい役が多かったので、観る人から嫌いだと言われるような役を演じてみたい。』そうです。
これって、アイーダでキャスティングされているゾーザーでしょうか?
大滝秀治さんのような俳優さんになれるよう、勉強していきたいそうです。

「ミュージカルに敷居が高く行き難いと思っている男性もいらっしゃるかと思いますが、美女と野獣やライオンキングは何の予習も必要ないので、ぜひお 越し下さい。映像から観る物と生で観る物は違うので、日常のストレスを捨てに来てはいかがでしょうか?」とのメッセージで、今回のトークは終了です。
ラストナンバーは、「美女と野獣」です。