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応急危険度判定士が見た新潟県中越沖地震⑭

2007-10-03 07:10:39 | 地震・災害
前回に続き応急危険度判定士が見た新潟県中越沖地震14回目
以下、当社 おうちの相談屋本舗 主任相談員N氏のブログより


9月14日 
朝9時柏崎ボランティアセンターに到着  本日の依頼は2件

G氏は大工のM氏(ボランティア協力者で県内の工務店経営者)に同行し昨日の補強現場へ行く。
私が調査を終えた時点で補強する事が必要な場所(被災者宅)があればG氏とM氏が補強工事を行っていくこととしました。

9月14日、調査1件目 
土蔵の2階を片付けたいとの要請 
赤紙(危険)判定 壁の泥は落ちているが、柱、梁はシッカリしていました。
階段と2階床、2階梁の一部に損傷あり後藤氏に連絡をとり補強を依頼 
応急危険度判定では二次災害防止のために危険と判断したが時間が経つにつれ判定が変わることはあり、この土蔵も構造は私の判定で黄紙(要注意)にしました。

9月14日、調査2件目 
2階よりベット等の搬出をしたいとのこと。
壊れた部分は解体が完了しておりましたので問題なし

9月14日、調査3件目 これが問題でした。
G氏より連絡があり「問題がありそうなので二人で訪問したい」と言われました。
海岸沿いの旅館で平屋建て。すでに解体工事が始まっている様子で、解体した物を運び出して欲しいというボランティア要請。
大広間、その他で巾10m以上 長さ30m以上はあると思います。
面積は300㎡以上の旅館で不特定多数の人が利用します。
したがって補修をするということになれば「大規模改修工事」になり通常は「確認申請」が必要となります。
奥さん(たぶん女将さん)に声をかけ現場へ案内して頂きました。

現場では職人さんらしき人達が内壁(土壁)の解体をしていました。
ボランティア要請は奥さんからでしたが、業者に「ボランティアを要請したらいい」と言われたようです。
奥さんでは内容が分からないので現場の責任者と話しをしようとしましたが、責任者が不在のためその職人さんと話しました。
「解体した物を運び出しして欲しいという要請ですが、すでに業者が入り仕事として工事を行っているならば、片付け費用はみているはずなのにボランティアに片付けをやらせることはおかしい」と説明しました。
また、「ボランティアはボランティアセンターの管理の下活動をしてもらっていますので、業者の管理の下に活動をさせることは出来ません。」と主張。当然のことですよね。

するとこの職人さん、「自分達もボランティアだ」と言い出しました。
ニッカポッカ作業服に防塵マスク、さらに専門の道具持参でですよ。明らかにおかしい。
うそをついていることが解かるのに平然としています。
奥さんにボランティアの主旨を説明しお断りさせて頂きましたが、奥さんは工事の責任者に言われたのでボランティア要請をしたそうで、納得して頂きました。



これだけ綺麗になっているのは明らかにプロの仕事
これをボランティアに片付けさせようというのはおかしな話

センターへ戻り職員へ報告、その工事責任者(と思う)はボランティア登録をしている人なのでセンターの職員から連絡をとってもらい話しをしたが、納得していない様子なので、G氏と話しをすることになりました。
電話口で「何故だめなのか?」と詰め寄っている様子。
G氏が説明しても屁理屈を述べ難癖をつけているようです。
 
この工事責任者と名乗る人物、7月に柏崎市西山地区で建築士と名乗りセンターに出入りを始めたとか。
しかしG氏がその行動に不審を感じ資格証明を要求すると地震講習会の修了書を提出してきたということ。
「建築士」であればその証明をだしてくるはず。
即、不審人物という事で、西山地区ボランティアセンターで出入り禁止にした人物でしたが、その後柏崎市のセンターへ移動してきたようです。
建築のプロだと言っていたようですが、「旅館の確認申請は?」と質問したら、「そんなものは必要なのか?」と言ったようです。
また、詳しいことを聞こうとすれば脅し言葉になり逆切れしました。
私はG氏、大工のM氏と3人で柏崎市役所建築課へ向かいこの旅館の確認申請は提出してあるのか確認したところ、解体申請も何もしていないということでした。明らかに違法。
この奥さん(女将)は「悪徳業者」にひっかかっている可能性がありますので、建築課職員に「旅館へ連絡して工事担当者に説明をもとめるよう」お願いしました。
 
この経験からもすでに「悪徳業者」がこの地域に出没していることは確かなようです。
被災者の弱みにつけこみ、騙すような行為をする者達を絶対に許す訳にはいきません。
この日の私の話にも熱がこもりそうです。

次回に続く。

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