サバイバーズギルト

今朝の朝刊に載っていた初めて聞く言葉です。尼崎脱線事故で犠牲者が集中した１、２両目に乗っていて奇跡的に助かった人々が「自分だけが助かってよかったのか」という負い目の気持ちを抱く症状。彼らは助かったことに感謝しながらも自分が助かったことで自責の念にさいなまれるというのだ。サバイバーズギルト（生存者の罪悪感）といい戦争後の兵士経験者らに顕著に現れるという。

なんと可哀想なことでしょうか。数日来の報道を見ていると奇跡的に生存された方々が怪我をした姿のまま一生懸命、インタビューに答えていらっしゃる姿が痛々しいです。「自分は生かせて頂いたのだからこの先どんな後遺障害が出ようとも一生懸命生きていきます」「あの極限状態の中で励ましてくれた人に何としてもお礼が言いたい」「福祉の仕事をしなさいと、神様が残してくれたんだ」等、たまたま事故車に乗っていて事故に遭遇しただけなのに、あまりにも重いものを背負いすぎです。

あなたたちは何にも悪い事はしていないんだから、そんなに頑張らなくていいんだよと是非言ってあげたい

マスコミの方々も、生存者をもうそっとしておいてあげてほしいです。生真面目な人ほどインタビューに一生懸命答えてその結果、自分を追い詰めていきそうでかわいそうです。

生存者の皆さん、人の為でなくていい、自分の為に生きてください

おうちの相談屋本舗

今日は「こどもの日」なんですね。我が家のちっちゃな「鯉のぼり」