魔法の弾丸

自己に対する選択毒性

trick or treat!!

2011-10-31 23:45:08 | Weblog
毎年この時期になると、研究者は忙しくなる。

文部科学省に研究費を申請する書類を提出するために、
今までのデータやこれからの構想を文章として記載しなければならないからです。

現在の生命科学は、研究費に比例して結果が出ているような感じがします。
やりたい実験があっても、それを実現できる予算がなければ、何も始まらないからです。

また最新の機械(誰もが使用することができない)を使用した解析データがなければ、
ビックジャーナルには通りにくい。


僕はまだまだ半人前の研究者だけれど、
大学院生が申請できる学術振興会 特別研究員に応募してみた。

去年も挑戦したけれど、不採用Bだった。

今年は自分が考えた、自分だけのオリジナルなストーリーと実験計画で申請書を書いた。
教授からも良いコメントをもらえた。


今年の結果は、書類選考は通過して面接となった。

去年からは一歩前に進めたかな。


これから面接用のポスター作りと発表の練習です。
もう少しポスターに載せることができるデータも必要です。


研究者としては、面接免除で採用されるよりも、良い経験ができるとポジティブに
考えて、準備したいと思います。



受かるといいな。


In order to study abroad , I decided toenter the English conversation school.

2011-10-30 12:08:12 | Weblog
NYCは季節外れの雪らしいです。
NYCは世界で一番冬が似合うmetropolisだと思います。


僕が研究を志した理由に、留学が大きな影響を及ぼしていることは確かです。



海外で生活してみたい。

同じ人間であるにも関わらず、異なる文化を有する他者と日常を共有してみたい。


大学に入った頃から思っていました。

学部として、歯科医になるという目的がはっきりした集団だったため、人と異なるということに不寛容な雰囲気がありました(浮いていたということ)


だから海外に憧れたのです。


英会話に通い始めて、3ヶ月が経ちました。
正直、上達している実感はありません。

リスニングは元から聴き取れる。

スピーキングは、未だに頭の中で英作文を組み立ててからのため、発するのに時間がかかる。


進歩した思うことは、英語を発するということにためらいが無くなったこと。
外国人に対して、英語を使用して会話をすることが普通の感覚になってきた。

英語の講義でも、遠慮なく質問できるようになった。


間違ってもいいのです。ある程度の英文法と語彙さえあれば、会話は成立することを実感。ただし、話題に対する自分の意見を明確にする必要とそれをどうしても相手に伝えたいという姿勢が求められると思う。


どう思うか?と尋ねられて、


さぁ…

興味ない


という反応では、日本語であっても会話は成立しない。

ここが最大のポイントだと思います。


自分の伝えたいことが明確に存在するのか?

旅行で不自由しないようにという動機では、異なる言語は獲得できないのです。

どうしても

これが必須なのです。




NYCに留学することは、僕の人生における夢の一つです。



そのためには、研究で結果を出さなければ。
どうしても結果が必要なのです。






ナタリー ナタリー ナタリー

2011-10-23 20:08:11 | Weblog
映画の感想です。



メタルヘッド

ジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演。ナタリー・ポートマンはサブキャラ。
無茶苦茶なロックでした。どこまでもロックでした。ロックは救いとなるのです。

観終わったあと、スッキリしたのです。





抱きたいカンケイ NO STRING ATTAHCHED

ナタリー・ポートマン主演。
僕はナタリーに恋してしまったのです。内容も納得の出来でした。


それにしても、ナタリー・ポートマンは完璧なのです。



あぁ、十代のような胸キュンですよ(笑) 




現実世界は辛すぎるのです…






Identity

2011-10-22 08:39:48 | Weblog
先日、研修医時代の指導医の先生が、こっちで開催される学会に参加されるという連絡をいただき、
その日の夜に飲みに行くことになった。


とても楽しい時間だった。リフレッシュできた。
久しぶりに歯科医である自分という人格を取り戻せた時間だったように思います。


研修医の時は、難しくて苦手だった先生の印象も、今ではすっかり変って優しい先生になっていました。

みんな心配しとるよ

と言ってくれました。スタッフのみんなの顔が思い出されて、泣きそうになった。


あの時代が、人生で一番、善き人間であった期間だったと思います。
直接的に誰かのために役に立つことを実感できたから。



僕には、今までの人間関係から逃げて、失うものなど何もなくて、孤独で壊れてもいいと思っていたけれど
まだ僕のことを心配してくれる人たちがいるということを忘れていたのです。

忘れてはいけないのです。

僕のアイデンティティは、研究者ではなく、歯科なのです。
自信のなかった自分に、達成感とアイデンティティを与えてくれたのは歯科医療なのです。


世間から見れば、歯科医は過剰で、必要とされていないかもしれないけれど
それでも僕には、どうしても必要な資格だったように思います。


これからも僕はDDSであることにこだわって、研究を続けていきたいと思う。