魔法の弾丸

自己に対する選択毒性

今、ここにいるということ

2012-08-28 23:41:28 | Weblog
今日、同級生の先生とランチでの話題です。


夢を追うということ

生活の安定を求めるということ




医師であるにも関わらず、医局にも属さず、母校ではない基礎の研究室を選んだ
先生を、僕は心の底から尊敬しているのです。




好きな音楽の話や、政治の話など、色々と話すことができる友人が出来たのは、
高校以来です。




将来のこと、人生における幸せ、研究について、




大人になっても
本音で話せることが、僕は嬉しいのです。




一緒に卒業できるといいな。



too far from here

2012-08-22 23:18:13 | Weblog
日常に戻ってきました。



素敵な友人との飲み会で、



将来、何になりたいの?

今、何をしているの?



と問われたのです。


言葉を発することが出来なかった。



僕が属している日常は、あまりに世間から遠いから、
たとえ言葉を尽くして説明したとしても、虚しく言葉だけが宙に舞うだけなのです。



悔しかったし、切なかったし、孤独だった。



今、自分がやっていることに自信を持てたなら、結果が伴っていれば、
もう少しだけ魅力的に見えたのかな…



辛くて、寂しいこともあるけれど
僕と一緒なら素敵な毎日が過ごせると思うよ


と自信をもって言うことができる日が来るのかな。



やっぱり僕には研究しかないので、理解されなくても戦い続けるのです。





帰省

2012-08-16 17:15:16 | Weblog

「『私』が『私』として存在することを自然で自明な出発点とする根源的な『無反省性』」を持つのを許さないということであり、「『私』があり、『他者』があり、二人の問いにいかにしてコミュニケーションを構築するかが問題なのだ、という仕方で問いを立てる」ことは許さないということです。

ニッポンの小説/高橋源一郎




我思う、故に我在り

デカルトに対する強烈なアンチテーゼからの文学論です。
決して読みやすいとは言い難いですが、とても興味深かったです。


言葉と向き合うこと

言葉で世界の在り様を記述すること

散文と詩が構築する世界は、それぞれ異なること



筆者の深く、静かに、迫ってくる思考は、僕に新たな視点を与えてくれたと思います。




遺伝子が構築する世界は、果たして言葉で記述できるのだろうか?

より厳密で、より記号的な数字が構築する世界に近づいていくのだろうか?



生物学はまだ言葉でストーリーを構築する研究方法が主流ですが、いずれは数式のみで
展開される論文になるのだろうか。



こんなことを考えながら再読中です。




今から博多に帰ります。

またみんなに会えるのが、この上なく嬉しいのです。