魔法の弾丸

自己に対する選択毒性

今年一番か  風邪をひいた誕生日

2011-09-25 12:14:53 | Weblog



君を想って海をゆく

フランス映画。
英語、フランス語、アラブ語、それぞれの文化と国内の状況が反映された物語。
今年一番の映画だったと想います。イノセンスと大人の事情、外交と国内政治、それぞれがうまく対比されていた。



パシフィック

海外TVドラマシリーズもの。全10話。
第二次世界大戦、アメリカ対日本帝国の戦争をアメリカ軍側からの視点で描かれていた。

前作のバンドオブブラザーズはヨーロッパにおける第二次世界大戦だった。こちらも良くできていた。

今作は、日本が敵ということで、日本人である自分は複雑な心境だったが、出来としては良かった。

戦争という極限の非日常体験が、個人にもたらす影響がテーマか。



二十代が過ぎ去っていきました。
小学生の頃に想像していた30歳とは、全然違う人間であると思います。



それでも、浪人をしていた頃と何も変わってはいない。
未だに何も為しえていないからだと思うのです。

何も。














正義と生命科学

2011-09-24 09:39:55 | Weblog
昨日、マイケル・サンデルの番組をやっていた。

テロ、死刑、政治、人間の尊厳について、善悪の判断について上海、東京、ボストンの学生たちと
議論を交わす。


見ごたえのある番組でした。
意見を交わすことは、攻撃ではなく、より深くテーマを理解するために必須のことだと思います。印象に残ったのは、日本の学生は積極的に発言はしないけれど、意見を求められると、より慎重で、思慮深い意見を持っているということでした。


答えの存在しない問題について、考え続けること。
それが正義のあり方であるという姿勢。


これがマイケル・サンデルのメッセッージだったと思います。



僕はこの番組を見て、違和感を感じた。
何故ならそこには理系の学生が居なかったことが原因からです。


正義、倫理、哲学、法律、道徳、善悪。

これらの言葉は、人間の世界にしか存在しない言葉だと思うのです。

人間を含めた自然界の生物の法則に
上記の言葉は存在しない。極めて人間の世界限定のルールだと思います。



人間だけが言葉を使えるから?

人間だけが思考方法を有しているから?

人間だけが他者と協力なしでやっていくことができないから?



生命科学を学ぶと、人間だけが他の生物とは異なり、特別な存在なのだろうかとよく思うことがある。たった一つの細胞や細菌だって、他の細胞や細菌との関係性の中で生存している。

人間だけが特別ではないという視点から、マイケル・サンデルの議論に参加してみるのはどうだろうか?と想像してみた。

きっとかみ合うことがないまま、議論は平行線を辿るのだろう。

文系の学生は、現在の生命科学のパラダイムを知らない。
理系の学生は、政治、倫理、哲学を知らない。


僕はどうしても理系の思考方法から逃れることができないのですが、だから理系の視点からの発言になってしまうのですが、


人間はもっと他の生物から学ばなければならないと思うのです。

地球が生まれて現在までかけて、構築してきた生態系の法則を。

マイケル・サンデルはこの複雑な現在世界について、答えのない問題を考えることが重要であると示唆しているのですが、人間だけが、人間の思考方法で議論するよりも、学ぶことが沢山あると思うのです。まず思考様式を拡大することが重要であると思うのです。


また生命科学は、言葉として思想を語るところまで昇華させる必要があります。
誤解を含むことなく、客観性を備えた科学として、一般の人たちにも理解可能な言葉として。


人間が新たな思考様式を獲得したとき
現在では解決できない問題への解決方法が見つかると思うです。


政治が生命科学を間違った論理で使用することは、とても危険なことです(例えば、悪のDNA、人種の優劣など)

同じように、科学に善悪の価値観を持ち込むことも危険です.



だからこそ、文系も理系も領域を限定するのではなく、全てを学ばなければならない。
そこから未来の可能性は始まるのだと思うのです。



リーダーたちにはそれが求められている時代だと思います。







結果

2011-09-21 23:34:42 | Weblog
僕のオリジナルの仮説。

論文を読み込んで構築した自分だけのストーリー。


これを証明するための実験系に明け暮れる日々。
どんなに美しいく完璧な理論構成でも、結果として数字で証明できなければ、
意味がないのです。

そして、実際に仮説とは異なる結果が出つつあるのです。
厳しいです。また初めから理論構築か。

こんなことの繰り返しの日常です。
僕が提供できる話題はこれしかないのです…



志2

2011-09-20 22:32:19 | Weblog
寂しさに、心が折れてしまってはいけないと解っているけれども

あまりの寂しさ、孤独さ、友人たちの幸せそうな近況報告に、負けてしまいそうなのです…



誇り高く、強くあるべきだけれど、

研究以外の僕の話に耳を傾けてくれる他者は、もういないのです。